遺伝学藤田博士研究員が2019年度日本人類遺伝学会奨励賞を受賞

横浜市立大学学術院医学群遺伝学  藤田京志博士研究員が2019年11月6日から9日に長崎で開催された日本人類遺伝学会第64回大会で奨励賞を受賞しました。
受賞題目は「生殖細胞系列変異および体細胞変異が原因となる単一遺伝子疾患の原因解明」です。

藤田博士研究員は2017年、横浜市立大学大学院医学研究科博士課程で同教室にて学位を取得後、博士研究員として単一遺伝子疾患の遺伝学的な原因の解明を目指し研究を行ってきました。近年、次世代シークエンサーを用いた様々なゲノム解析技術が開発されており、それらを駆使して、生殖細胞系列変異、体細胞変異、異常なリピート配列伸長を検出し、ギャロウェイ・モワト症候群、視床下部過誤腫、神経核内封入体病の新しい原因遺伝子を同定しました。これらの単一遺伝子疾患の診断、病態解明につながる結果が評価され受賞となりました。