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アート・クリエィティブによる病院内コミュニケーション増進プロジェクト~清掃楽器による演奏とプラネタリウムを小児病棟で実施~

2019.10.04
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アート・クリエィティブによる病院内コミュニケーション増進プロジェクト

~清掃楽器による演奏とプラネタリウムを小児病棟で実施~

横浜市立大学先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター(以下、YCU-CDC)は、この度、「アート・クリエィティブによる病院内コミュニケーション増進プロジェクト」の活動を行うアートマネジメントオフィスアホイ!(横浜市)と連携し、病院で医療を受ける子どもや家族を心理社会的に支援する専門職CLS(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)と共に、附属病院小児病棟で二つのプログラムを実施します。

「アート・クリエィティブによる病院内コミュニケーション増進プロジェクト」は、長期で入院中の患者さんや、つらいリハビリを頑張っている人、患者さんを見守っているご家族の方などに、コミュニケーションアートを体験する機会を創出することで、病院での不安や閉塞感を和らげ、治癒に向けた活力を増進してもらうことを目的としたアートプロジェクトです。
これは、病院におけるコミュニケーション課題の解決を目的に平成30年度より横浜市立大学附属病院と連携して開始した「クリエイティブ・ホスピタル・プロジェクト」の一環です。

プログラム概要(会場:横浜市立大学附属病院小児病棟)

1★Star☆Jam Street〜清掃楽器音楽夢想〜

日時:10月25日(金)、11月6日(水)、11月8日(金)
いずれも15:00~17:30
内容:清掃に使用するホウキ、はたき、デッキブラシ等を楽器にして演奏。演奏は、髙橋哲人とモシ村マイコによる音楽と映像と楽器で世界を彩るアートユニット「TETSUJIN AUDIO VISUAL」が行います。 
 2★病院がプラネタリウム
日時:11月26日(火) 16:00~17:30
内容:山梨県立科学館の高橋真理子氏(一般社団法人 星つむぎの村)によるプラネタリウムプロジェクト。病棟内の天井投影により、普段星空をなかなか見ることができない子どもたちに満点の星空を届けます。
 ※取材について
取材をご希望の方は事前に下記YCU-CDCまでご連絡ください。
ただし、感染症予防の観点から、罹患中の方はご入室をお断りいたします。

<横浜市立大学先端医科学研究センターコミュニケーション・デザイン・センター>

ヘルスケア分野のコミュニケーション課題解決を目指す、世界初の医科学研究機関におけるクリエイティブ研究拠点です。医科学研究の拠点においてクリエイティブ研究のための持続可能な開発体制を構築し、コミュニケーションの力を使って、ひとびとの健康や幸福に寄与すること、ひいては、超高齢社会に対応した新たな社会のあり方を提案することを目指しています。

<横浜市立大学附属病院CLS>

 附属病院小児科では、2018 年4月より CLS(Child Life Specialist)を神奈川県内の大学病院で初めて配置しました。CLS とは、医療機関という家庭とは異なる環境で治療に臨む子どもやその家族を支援する専門職で、子どもや家族が抱える精神的負担を軽減して、主体的に医療を受けられるようにサポートする専門家です。今回のプログラムにおいても病棟内の子どもたちをサポートしています。

子どもにとって病院での入院や治療は嫌なこと・怖いこともあります。
その中で私たちCLS(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)は、子どもの心の中の恐怖や不安を少しでも軽減できるよう支援しています。

横浜市立大学附属病院 CLS 石塚 愛

<アートマネジメントオフィスアホイ!>

アート・クリエイティブ分野における支援業務を行う組織で、アーティスト・クリエイターの発掘やアーティスト・クリエイターの作品発表の機会創出支援を中心に活動しています。今回のプログラムには企画で参加しています。 

お問合わせ先

(YCU-CDCの取組・プロジェクトについて)
横浜市立大学先端医科学研究センター  コミュニケーション・デザイン・センター
Tel:045-350-4760
E-mail:ycu_cdc@yokohama-cu.ac.jp

(附属病院の取り組みについて)
横浜市立大学附属病院医学・病院統括部地域連携課長    深澤  博
Tel:045-787-2806


 



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