臓器再生医学 武部貴則 准教授がThe 2016 NYSCF-Robertson Stem Cell Investigatorsに選ばれました!

横浜市立大学学術院医学群 臓器再生医学 武部貴則准教授が、THE NEW YORK STEM CELL FOUNDATIONのThe 2016 NYSCF – Robertson Stem Cell Investigatorsに選出されました。
このプログラムは最先端の医療技術に繋がる研究を推進している若手の科学者を応援するもので、幹細胞の研究については、世界中から最も才能のある3名が選ばれました。

武部 貴則 准教授は、2009年米スクリプス研究所(化学科)研究員、2010年米コロンビア大学(移植外科)研修生を経て、2011年、横浜市立大学医学部医学科卒業。同年より横浜市立大学助手(臓器再生医学)に着任、電通×博報堂 ミライデザインラボ研究員を併任。2012年からは、横浜市立大学先端医科学研究センター研究開発プロジェクトリーダー、2013年より横浜市立大学准教授(臓器再生医学)、独立行政法人科学技術振興機構さきがけ「細胞機能の構成的な理解と制御」領域研究者、2015年よりシンシナティ小児病院消化器部門・発生生物学部門准教授を兼務。専門は、再生医学・広告医学です。

2013年に、iPS細胞から立体的なヒト器官原基の人為的創出を可能とする独創的な3次元培養技術(器官原基法)を確立し、さらに臨床的移植手法の最適化を図り、2015年には、血管構造を有した機能的な肝臓・腎臓・膵臓など、さまざまな臓器を構築できることを発見しました。この「器官原基移植による臓器再生」という革新概念に基づき、次世代の再生医療の基盤技術となる臓器移植の代替治療として、多くの患者を救済する画期的な再生医療技術を実現できることが期待されての受賞となりました。

2016年10月25日にThe Rockefeller Universityで行われたNYSCF Conferenceで発表されました。