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附属病院整形外科 稲葉裕准教授の論文が『Journal of Orthopaedic Science』に掲載されました

2016.09.29
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附属病院整形外科 稲葉裕准教授の論文が『Journal of Orthopaedic Science』に掲載されました

横浜市立大学附属病院整形外科 稲葉裕准教授の論文が『Journal of Orthopaedic Science』に掲載されました。日本整形外科学会からの依頼原稿として、股関節外科におけるコンピュータ支援技術の現状や展望、特に人工股関節全置換術や骨盤骨切り術・大腿骨骨切り術などの股関節骨切り術への応用について掲載されています。また、韓国整形外科学会からも原稿の依頼があり、現在、進めようとしているナビゲーションを使用した寛骨臼回転骨切り術に特化した論文も『Clinics in Orthopedic Surgery』に掲載されています(手術ビデオもダウンロードできるようになっています)。

骨・関節疾患では、個々の病態を把握するために詳細な形態観察と力学的評価が必要であり、近年のコンピュータ技術の進歩により、様々な画像情報を用いた3次元的な手術計画や手術支援、そして詳細な術後評価が可能となっています。また、病態・病勢の把握には有限要素法解析や動作解析、筋活動性評価が可能なコンピュータソフトウェアを用いた手法が開発されています。
コンピュータ支援技術の進歩により、詳細な病態把握に基づく治療方法の決定や、正確な手術を行うことが可能となり、社会への貢献は非常に大きくなっていますが、このようなコンピュータ技術を用いた手法は急速な進歩を遂げているものの、さらに開発が必要であり、医工連携が望まれます。
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