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世界を舞台に活躍する卒業生をご紹介!

豊かな人間性と、高い専門能力を備えた「横浜から世界へ羽ばたく」人材を育成する YCU。そんな YCU での学びを生かし、社会の第一線で活躍している卒業生をご紹介。今回は、日本航空株式会社(JAL)の佐藤さん、キヤノン株式会社(Canon)の天羽さんにお話を伺いました。

「人として正しいかどうか」、「まず自分がワクワクするか」を軸に考え行動することで、自ずと進むべき道が見えてくる

日本航空株式会社(JAL:Japan Airlines Co., Ltd.)
国際路線事業本部 国際路線事業部 路線計画グループ 主任

佐藤さとう 亜蘭 あらん さん
 
(国際総合科学部 経営科学系 国際経営コース 2009年卒業)※所属名称は在学当時のものです

新たな出会いや交流を広げるきっかけをつくる

日本航空株式会社にて、国際線の便数・ダイヤ・使用機材の計画や、中長期戦略に基づく新規路線開設などの業務を担当する佐藤さん。今年の4月からは開設した路線の事業運営にも携わり、顧客満足度や収支を最大化できるよう総合的なマーケティング活動にも取り組んでいるという。

「月に1、2回程度海外に訪れ、現地でさまざまな調査・分析を行い、あらゆる観点から見通しをつけ、計画を進めていきます。なかでも成長が見込まれる東南アジア線の路線計画に主に携わっていて、新規路線開設した現地の空港の関係者や利用者の人たちから感謝の言葉をいただくこともあり、嬉しい瞬間ですね。自分の仕事をきっかけにたくさんの出会いが生まれて、新しいモノができたり、新しいコトが始まったりする。そうやって物語が生まれ、交流が広がっていく一助になれることに大きなやりがいを感じています。4月からは業務の幅も広がったので、弊社の海外における認知度やブランド力のさらなる向上に向けて、これからも挑戦を続けていきたいです」。

(左)ベンガルール空港会社の皆さんと(成田=インド・ベンガルール線の路線開設に携わった際に)/ (右)海外視察も多く、時にはヘリコプターに乗らせていただくことも

「業務を行う上で大切にしていることは主に二つで、『人として正しいかどうか』と、『まず自分がワクワクするか』ということです。各部署における『正しさ』はそれぞれ異なる場合もありますが、『人として正しいかどうか』という軸で判断することで、みんなが納得できるゴールに辿り着きやすくなります。そして、自分が本当に良いと思ってワクワクできるサービスでないと、熱意をもって多職種の関係者たちを巻き込みながらプロジェクトを進めていくことはできません。もちろんうまくいかなかったり迷ったりする時もありますが、これらの軸に照らし合わせて考えることで、自ずと自分の進むべき道が見えてきます。また、休日は同僚たちと家族ぐるみで出かけることもあるほど本当にみんな仲が良くて、オフの日はしっかりリフレッシュするようにしています」。

(左)定年退職される上司を会社の仲間でお祝い / (右)同期の結婚式はハワイで
学生時代の経験は現在につながる財産

大学ではマーケティングを専攻したいと考えていた佐藤さんは、志望のゼミに入るために勉強に励む傍らハードな部活動にも精を出し、インターンシップや産学連携プロジェクトなどにも積極的に取り組んでいたという。

「大学時代に所属していたバスケットボール部では不慣れながらもキャプテンを務めました。最初は誰よりもがむしゃらに頑張ることでチームを引っ張っていこうとしましたが、これがあまりうまくまとまらず..(笑)。部員のことは大好きでしたし、ちゃんと勝てるチームにしたいという想いは強かったので、ミーティングで後輩たちと対話を重ね、自身の在り方について見つめ直し、後輩たちへの想いやチームとしてのビジョンを伝えました。その後もこまめにコミュニケーションを重ねることで次第に一帯感が生まれ、戦績にも結びつきました」。

(左)『日本のプロバスケを盛り上げたい!』という想いが実り、JALとのコラボレーションを実現! / (右)柴田ゼミの仲間たち。(柴田先生も含め)今でもみんな本当に仲良し!

「所属していたマーケティングゼミ(柴田典子ゼミ)では、常に実際に企業が抱える課題にケーススタディとして取り組みました。さまざまな数値をデータ化して分析したり、アンケート調査やヒアリングを行ったりしました。それらの分析を経て考察し、プレゼンを行うということをずっとやっていたので、実務的なスキルが鍛えられました。また、ゼミを通して取り組んだ“神奈川産学チャレンジプログラム※”では、ちょうど羽田空港の国際線ターミナル新設に関する課題で、それはほぼ直接的に現在につながっていると言えますね」。

※神奈川産学チャレンジプログラム:神奈川県内の大学と一般社団法人神奈川経済同友会に加盟する企業とが協同し、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究コンぺ

「産学連携プロジェクトを通して企業から提示された課題に取り組んだり、インターンシップの機会が豊富だったり、働くイメージをしやすい仕組みがYCUには多くあります。私自身も、大学で募集していた日本航空のインターンシップに参加し、『より多くの方々に日本の良さを伝えたい! 日本航空の良さをもっと知ってもらいたい!』と思ったことが、今の仕事につながっています。YCUにはチャレンジする人をサポートする体制が整っているので、ぜひ早いうちから自分がワクワクすることを見つけ、チャレンジしてみてください!」

常にアンテナを張り、主体的に行動することがチャンスを掴む第一歩

キヤノン株式会社(Canon Inc.)
イメージソリューション事業本部 イメージソリューション第一事業統括部門
NVS事業推進センター (NVS:ネットワークビジュアルソリューションの略)

天羽あもう 渚々世  な な せ  さん
 
(国際総合科学部 融合領域 ヨコハマ起業戦略コース 2014年卒業)※所属名称は在学当時のものです

新規参入事業ならではのやりがい

キヤノン株式会社で2013年より始動したネットワークカメラ事業における海外グループ会社との協業製品の立ち上げ業務に携わる天羽さん。ネットワークカメラシステムは、セキュリティやマーケティング、エンターテイメントなど、多岐にわたる場面での利用が期待される。

「弊社が得意とする光学技術と、協業先(スウェーデンの会社)の強みであるネットワーク技術を組み合わせた新製品の市場導入を担当しています。具体的には、それぞれの開発部門同士で決めた仕様を自社工場につなぎ、どのように製品を立ち上げるかについての計画・統制が主な業務になります。各部門により進め方や要望も異なるので調整が難航することもありますが、入社後3年間、工場で生産管理・調達・経理の業務を経験し、現場での人・モノ・カネの動きを学ぶことができたので、どの立場もある程度理解できることが役立っています。新規事業ゆえに一から進めていく難しさと面白さがあり、PDCAサイクルを重ねベストな方法を構築していくことにやりがいを感じています」。

(左)新製品導入やビジネスモデル構築に向けて、チーム一丸となって取り組んでいます! / (右)海外グループ会社社員が来日の際には、英語で最新技術や製品について紹介します

「ネットワークカメラ事業を弊社の太い柱のひとつにすることが当面の目標です。今は新しいことに日々試行錯誤している状況なので、そのために少しでも早くベストなワークフローを構築できるよう日々取り組んでいます。また、世界に誇る技術を持っている弊社であるからこそグローバルな舞台で社会に貢献できるチャンスも多くあると感じており、現在の業務では日常的に海外の方々とコミュニケーションを取って一緒に仕事をしています。海外の人たちに日本をもっと好きになってもらいたいですし、今よりももっと世界から愛される会社にしたいという想いがあるので、今後より一層グローバルな舞台で貢献していければと思っています」。

多様性に富むYCUで、主体的に行動を起こし続ける

もともと英語が好きで、グローバル教育に特化している点やアットホームな雰囲気に惹かれ、YCUへの入学を決めたという天羽さんのモットーは『1万冊の本を読むより、1万キロの旅をせよ』。学生時代からアクティブに動き続け、1年間の海外留学や卒論調査のため2週間のフィールドワークなど、在学中に約10ヵ国の海外渡航を経験した。

「YCUは他大学に比べると小規模でありながらも多様性に富んだ環境であるため、異なる背景や価値観を持つ人たちと同じテーマで密にディスカッションをする機会が多く、視野を大きく拡げられました。現在の業務においても、他社・他部門の方々など、異なる立場の人たちと業務を行っていく場面が多く、大学時代の経験は現在に強く生きていると感じます」。

(左)留学先の大学イベントでは、中国語での司会にもチャレンジ! / (右)好奇心が何よりの原動力です!

「フィールドワークを重視している地理学ゼミ(木村琢郎ゼミ)に所属していたこともあり、実際に現場に行き当事者意識を持って調査・考察することの重要性を実感できました。各学年の約半数の学生が海外留学やインターンのため休学しているゼミの環境にも刺激を受け、私も2年次には1年間の中国留学を経験しました。また、卒論では大連市(中国)における日本向けのバックオフィスのサービスについて研究し、4年次の夏休みに単独で大連市に取材に行きました。ネットも発展して簡単に情報が手に入る便利な世の中ですが、やはり現地に飛び込まないと見えないこと・気づけないことはたくさんありますね」。

「YCUは成長の糧となる要素がコンパクトに集約されている本当に恵まれた環境であると思います。ただそこで充実した大学生活を送るためには、自ら目標を設定してアプローチしていく主体性が何よりも大事だと感じます。常に広くアンテナを張る、目標を見つけ口に出す、色んな人や活動団体から情報を得る、必要な勉強やスキル修得に励む、など一つひとつ主体性をもって行動することがチャンスを掴む第一歩だと思います。みなさんの学生生活が素敵なものになるように応援しています!」。

「ヨコ知リ!」アンケート(締め切りました)

ご回答いただいた方の中から抽選でYCUオリジナルグッズをプレゼント! 当選者の発表はグッズの発送をもって代えさせていただきます。
※グッズの指定はできません。

(2019/08/29)

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