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私の留学体験記ー「自分の考えを発信する大切さ」

新保 敦さん(国際総合科学部 経営科学系4年)

毎年多くのYCU生が大学のプログラムなどを利用して海外に飛び出し、国際経験を積んでいます。海外でしか得られない貴重な経験、それによる新たな気づきや成長。グローバルなフィールドに飛び込んでいったYCU生は、必ずたくましくなって戻ってきます。今回は、交換留学制度を利用してアメリカ・バーモント大学に留学した新保さんにお話しを聞きました。

留学先:University of Vermont(バーモント大学・米国)
留学期間:2015年8月~2016年5月

アメリカ文化への理解を深めたい

留学した目的を教えてください

以前よりアメリカ文化に興味を持ち、より理解を深めたいと思ったことがきっかけです。その他にも、幼少期に韓国人留学生のホームステイを受け入れたことや、大学1年次のカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への短期留学プログラムを通して、様々な国の留学生との交流など、より自分自身の視野を広げ、多様な価値観を身に付けたいと考え、セメスター留学プログラムの参加を決めました。バーモンド大学を留学先に選んだ理由は、日本人が少なく、英語を活用できる環境が多いと考えたからです。ほかにも、バーモンド州は米大統領選民主党候補を狙うサンダース氏の地元であり、政治学にも興味があったため、選びました。

異なるバッググラウンド同士だからこそ、考えが深まる

留学期間ではどのようなことを経験しましたか

大学の授業では、政治学を中心に、社会学・経済学・語学を選択しました。アメリカの授業はディスカッションが中心です。専門知識を用いて英語で議論を重ねていくことで、考えをさらに深めることができました。学生はアメリカ人だけではなく、ヨーロッパや、アジアからの留学生も多く、異なるバックグラウンドだからこそ出てくる意識や視点も新鮮でした。日本語の授業では、幼稚園児に日本語を教える活動を行い、世界から日本文化が関心を持たれていることを実感しました。

冬休みには、YCUのOBがいらっしゃる日系の報道機関のNY支局でのインターンシップも経験し、実際に英語を使って働くことも経験しました。ほかにも、アメリカンフットボールを観戦したり、国連の見学をする等、授業外でも留学でしかできない経験をたくさん積むことができました。

また、春休みには、大学1年次の短期留学でお世話になったホストファミリーに会いに行きました。短期留学後も、YCUの授業などで英語力を磨いていたため、久しぶりに会ったホストファミリーとも英語で話せる内容が多く、成長を実感することができ嬉しかったです。

自分から発信することの大切さ

留学で学んだこと、良かったことはなんですか

以前よりも、異なる文化や価値観を受け入れることができるようになりました。それと同時に、日本は独特な文化だと改めて気付きました。日本では自分自身の考えを言わなくても相手が察してくれることがありますが、アメリカでは自分自身の考えを相手に発信しないと何も伝わらないことを学び、留学中は臆することなく自分の意見を相手に伝えるコミュニケーションを意識していました。
他にも、様々な国から来ている留学生と出会えたことも良い経験でした。成長意欲が高い人ばかりで、私自身もとても刺激を受けました。皆、留学を終えた今でも頻繁に連絡を取りあっています。

将来は世界をフィールドに挑戦したい

留学経験を踏まえて、今後どんなことに挑戦していきたいですか

今後は、世界中の人たち対等に論議したり、仕事ができる関係になれるように、さらに自分自身を高めていきたいと考えています。留学中は、英語力や知識面が周囲の学生と比べて足りないと感じ、悔しい思いをする場面もありました。 そのため、将来は世界をフィールドにし、挑戦できる機会がある企業で働きたいと考えています。

留学を考えている、高校生へのメッセージをおねがいします

YCUは学生数が少ないため、留学できる機会は他大学と比べて多いです。高校までの文法や単語力を身につけていれば、YCUにはプラクティカル・イングリッシュなど、英語が苦手な人も英語力を高められる環境があります。留学は将来グローバルに活躍できるきっかけにもなるため、ぜひ挑戦して欲しいです。

※セメスター留学プログラムとは:海外の大学において、1セメスター(半年)または1アカデミックイヤー(1年)の間、教養科目や専門科目の単位を取得する長期プログラムです。また、同時に、異なった環境の中での学習・生活体験を通じ、豊かな国際感覚を身に着けることを目的とします。

※この記事は、広報誌vol.32に掲載されたものです。

(2017/11/15)

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