活躍する卒業生- 生出塚麻衣さん(キヤノン株式会社)

社会で活躍する YCUの卒業生にインタビューするシリーズ記事。
今回は英語力を活かしキヤノン株式会社で商品企画を担当する、生出塚 麻衣さんにお話をうかがいました。
モノの本質をみる力を培った4年間
−− 今のお仕事について教えてください。
コンビニやオフィスに置いてあるような、レーザー式プリンターの商品を企画しています。モバイル端末から印刷に対応したアプリなど、利用者がもっと便利に使うにはどうしたらよいか、世界中のお客様の声を聞き、未来の製品に反映する仕事です。
−− YCUでの学生生活はどうでしたか?
勉強やボランティア、海外旅行など、幅広いこと挑戦できた4年間でした。海外に行った際には英語で日本についてプレゼンテーションを行い、英語を活用することの重要性がわかったような気がします。
−− 社会人になりYCUで学んだことはどのように生かされていますか?
たくさんあります。例えば、英語力。キャノン株式会社は、売り上げの約8割が海外のため、海外の方と英語で会議を行うことも多く、グローバルに活躍するうえで、英語を活用する力は必須だと感じます。YCUでは、康聖一ゼミを(情報の経済学)に所属していましたが、もっとも今に活かされていると感じるのは「モノの本質を見る力」。
入社してしばらくは、オフィス機器の10年後や20年後のありかたを考える仕事をしていました。10年後、20年後は、人はどのように働いているかはわからないし、紙も印刷もなくなるかもしれない。そんななかでいろいろな情報を集め分析し、未来を予測しなければならず、ゼミで習ったモノの本質を見極める力は非常に役に立ちました。
−− YCUを目指す高校生へメッセージをお願いします。
小規模な大学なので、縦と横のつながりが強く、本当にあたたかい大学です。
大学時代に幅広いことに挑戦できたのも、「こんな人になりたい!」と思える先輩が近くにいて、話を聞くことができたからだと思います。
就職活動でも、OB・OGの方にはたくさん相談に乗っていただきましたし、いま勤めている会社でも「横市会」というものがあります。
YCUのOB・OGみんなで集まり仕事のことや、プライベートのことをよく話しているんです。
小規模だからこそ、人との繋がりが強く、自分が何かに挑戦したいと思ったら、周りが応援してくれる環境です。
ぜひ充実した大学生活を過ごしてくださいね。
※この記事は、横浜市立大学 広報誌whitsle vol.34(2017年3月発行)に掲載されたものです。
(2017/5/31)