【開催報告】 平成27年度市民講座「貴重書から学ぶ歴史の魅力」
2015.11.29
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【開催報告】 平成27年度市民講座「貴重書から学ぶ歴史の魅力」
学術情報センター(図書館)
学術情報センターでは11月29日(日)、本学の貴重資料を活用した市民講座を開催しました。
学術情報センターは市民の方にも開放されている図書館であり、市民講座は市民の方々の利用促進を目的に年1回開催されています。今回は市内外から35名の方にご参加いただきました。
学術情報センターでは、「新古今和歌集竟宴和歌」、「安保文書 一巻」、横浜の開港に関する資料など、数々の貴重な資料を所蔵しています。今回はそれらの資料から、平成27年3月に国の重要文化財に指定された「新古今和歌集竟宴和歌」について、学術情報センター職員(司書)から紹介しました。
学術情報センターは市民の方にも開放されている図書館であり、市民講座は市民の方々の利用促進を目的に年1回開催されています。今回は市内外から35名の方にご参加いただきました。
学術情報センターでは、「新古今和歌集竟宴和歌」、「安保文書 一巻」、横浜の開港に関する資料など、数々の貴重な資料を所蔵しています。今回はそれらの資料から、平成27年3月に国の重要文化財に指定された「新古今和歌集竟宴和歌」について、学術情報センター職員(司書)から紹介しました。
続いて、松本郁代准教授による特別講演「江戸のリアリティー~ミクロとマクロの視覚革命~」があり、鎖国をしていた江戸時代にも海外の影響を受けた文化形成が存在していたこと、顕微鏡や望遠鏡の伝来により、これまで見えなかったものを「視覚」としてとらえられるようになったことなど、興味深い話がありました。また、松本郁代准教授は「リアリズムの発展の一方で、見えないものへの不信感が募り、あいまいな存在に対する想像力が失われていった」とも話していました。
その後、国際総合科学部の日本文化史ゼミ所属の学生から、「『長門藩志士書簡』所収安政6年正月3日付子遠宛[吉田松陰書簡]」、「江戸時代の金沢八景~絵画から見た幻の金沢八景~」「『須彌山儀銘并序(しゅみせんぎめいならびにじょ)』~西洋文明に対する仏教界の抵抗~」の研究発表がそれぞれ行われました。
貴重資料見学会では、資料を直接ご覧いただきました。参加者・司書・学生との活発なやり取りも多く見られました。その後、学生ライブラリスタッフによる学術情報センターのサービス紹介があり、2時間半に渡る講座は盛況のうちに幕を閉じました。
参加者のアンケートでは、ほとんどの方から今回の講座に「満足」との回答をいただいており、「松本先生のお話し大変面白いものでした。」「学生達の発表も面白かったです。現代の若者と文献の中の世界とのギャップがとても新鮮でした。」「やはり貴重書実物を見ることができてよかった。」など、ご好評をいただきました。(学術情報課)
参加者のアンケートでは、ほとんどの方から今回の講座に「満足」との回答をいただいており、「松本先生のお話し大変面白いものでした。」「学生達の発表も面白かったです。現代の若者と文献の中の世界とのギャップがとても新鮮でした。」「やはり貴重書実物を見ることができてよかった。」など、ご好評をいただきました。(学術情報課)