ダイバーシティ推進の一環として『生理痛体験研修』を実施しました
2025.10.21
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「知らなかった不便を知ることで、思いやりのある職場へ」
ダイバーシティ推進・SDGsの取り組みの一環として
『生理痛体験研修』を実施しました!
横浜市立大学では、教育・研究・医療の充実と、地域貢献・国際化の質の向上をさらに進めていくために、教職員・学生一人ひとりが多様性を認め合い、あらゆる場で活躍できる組織づくりを目指して、ダイバーシティ推進に取り組んでいます。

研修の様子
2025年9月17日(水)、その取り組みの一環として、株式会社リンケージ※を講師に迎え、管理職20名を対象に本学では初となる「生理痛体験研修」を実施しました。
当日は満席となった会場で、ダイバーシティ推進委員会委員長である医学部産婦人科学教室の宮城教授より、生理に関する自身の経験を交えた挨拶があり、会場の空気が一層引き締まりました。
当日は満席となった会場で、ダイバーシティ推進委員会委員長である医学部産婦人科学教室の宮城教授より、生理に関する自身の経験を交えた挨拶があり、会場の空気が一層引き締まりました。
続いて、生理に伴う身体的・心理的な負担や、隠れた病気などに関する基本知識を学ぶとともに、「生理」は特定の性別の問題として捉えるのではなく、職員が抱える健康課題の一つとして理解することが、組織全体のパフォーマンス向上に繋がることを学びました。

その後、筋電気刺激(EMS)を用いた生理痛体験装置「ピリオノイド」を使用し、月経時の下腹部の痛みを、弱・中・強の3段階で擬似体験。参加者からは「弱でも下腹部がねじれるように痛い」「強だと立っているのもつらい、歩くのはもっと無理」「痛みで仕事に集中できない」「通勤すらつらいかも」といった驚きの声が上がる一方、女性参加者からも「人によって痛み方が違うことを実感した」「痛みを再現できている部分もあるが、身体の奥側からくる痛みは体験ではわからなかった」など、生理痛の多様な感じ方を実感する意見が多く聞かれました。

グループワーク
体験後のグループワークでは、参加者が感じた気づきをもとに、職場でどのような配慮や工夫ができるかについて活発な意見交換が行われました。
体調不良時に無理をせず休める体制づくりや、体調の変化を気軽に相談できる職場環境の重要性が多くの参加者から挙げられました。
また、会議時間の短縮や業務の進め方の工夫、症状を軽減するための受診の提案など、上司や同僚としてできる具体的なサポートについても意見が交わされました。
さらに、日頃からワークライフバランスを大切にした体調管理を行うといった、働き方の見直しにつながる前向きな意見も共有されました。
参加者からは、「想像以上に痛みが強く、体験したことで、どんな配慮ができるかを具体的に考えられた」「つらそうな部下や同僚がいたら、まず声をかけたい」といった感想が寄せられ、体験を通して得た学びを職場でどう生かすか真剣に考える姿勢が見られました。
また、「症状や体調には個人差があるため、自分の感覚だけで判断しないようにしたい」「健康課題に関する理解を深める研修を今後も続けてほしい」「いつもと違う様子の同僚に気付ける職場でありたい」といった意見も多く、職場全体で相互理解と支え合いを深めていく意識の高まりが感じられました。
さらに、「学生や教員にも体験の機会があれば、より理解が広がるのではないか」という声もあり、今回の研修が職場にとどまらず、学内全体におけるダイバーシティ推進の一助となる有意義な時間となりました。
体調不良時に無理をせず休める体制づくりや、体調の変化を気軽に相談できる職場環境の重要性が多くの参加者から挙げられました。
また、会議時間の短縮や業務の進め方の工夫、症状を軽減するための受診の提案など、上司や同僚としてできる具体的なサポートについても意見が交わされました。
さらに、日頃からワークライフバランスを大切にした体調管理を行うといった、働き方の見直しにつながる前向きな意見も共有されました。
参加者からは、「想像以上に痛みが強く、体験したことで、どんな配慮ができるかを具体的に考えられた」「つらそうな部下や同僚がいたら、まず声をかけたい」といった感想が寄せられ、体験を通して得た学びを職場でどう生かすか真剣に考える姿勢が見られました。
また、「症状や体調には個人差があるため、自分の感覚だけで判断しないようにしたい」「健康課題に関する理解を深める研修を今後も続けてほしい」「いつもと違う様子の同僚に気付ける職場でありたい」といった意見も多く、職場全体で相互理解と支え合いを深めていく意識の高まりが感じられました。
さらに、「学生や教員にも体験の機会があれば、より理解が広がるのではないか」という声もあり、今回の研修が職場にとどまらず、学内全体におけるダイバーシティ推進の一助となる有意義な時間となりました。


まとめ
本研修の最後には、受講者一人ひとりに「生理痛体験研修 アンバサダー証」が授与されました。研修で得た学びを行動に変え、職場において他者への理解と配慮の輪を広げる“伝道師”として、ダイバーシティを推進していくことが期待されています。
本学では、こうした取り組みを通じて、誰もが安心して働き、学べる環境づくりを進めています。
共に働く仲間の不便や困りごとに気づき、理解し、行動へとつなげていくことで、働きやすい職場環境の実現、離職防止、そして健康経営のさらなる推進を目指してまいります。
※株式会社リンケージ公式HP:https://linkage-inc.co.jp/
本学では、こうした取り組みを通じて、誰もが安心して働き、学べる環境づくりを進めています。
共に働く仲間の不便や困りごとに気づき、理解し、行動へとつなげていくことで、働きやすい職場環境の実現、離職防止、そして健康経営のさらなる推進を目指してまいります。
※株式会社リンケージ公式HP:https://linkage-inc.co.jp/