田村功一市民総合医療センター病院長が、第28回日本心血管内分泌代謝学会の高峰譲吉賞を受賞!
2024.12.17
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高齢化社会の進展に伴い増えつつある心腎代謝連関病の病態基盤解明と新規治療開発をめざした「心腎代謝連関病の統合的理解と包括的治療戦略探求」研究の成果が評価される
横浜市立大学附属市民総合医療センター病院長、同大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学の田村功一主任教授(兼横浜国立大学総合学術高等研究院(IMS)次世代ヘルステクノロジーセンター副センター長・IMS客員教授)が、日本心血管内分泌代謝学会の学会賞(高峰譲吉賞)を受賞しました。
この表彰は、心血管内分泌代謝学の分野において卓越した業績を有する指導的研究者に対して贈られるものです。今回の田村教授の受賞は、高齢化社会において増加が著しい心腎代謝連関病に対する、基礎研究-ICT/IoT/PHR/AI利活用研究-診療連携体制構築研究と実践にわたるシームレスな展開をてこに健康長寿向上を図る一連の研究成果が評価されたことによります。
なお、本年12月7日(土)に九州大学医学部 百年堂で開催された第28回日本心血管内分泌代謝学会総会において、授賞式および受賞記念講演が行われました。
これまでの日本心血管内分泌代謝学会の学会賞(高峰譲吉賞)の受賞者はこちら
https://square.umin.ac.jp/cvem/successive.html#01
この表彰は、心血管内分泌代謝学の分野において卓越した業績を有する指導的研究者に対して贈られるものです。今回の田村教授の受賞は、高齢化社会において増加が著しい心腎代謝連関病に対する、基礎研究-ICT/IoT/PHR/AI利活用研究-診療連携体制構築研究と実践にわたるシームレスな展開をてこに健康長寿向上を図る一連の研究成果が評価されたことによります。
なお、本年12月7日(土)に九州大学医学部 百年堂で開催された第28回日本心血管内分泌代謝学会総会において、授賞式および受賞記念講演が行われました。
これまでの日本心血管内分泌代謝学会の学会賞(高峰譲吉賞)の受賞者はこちら
https://square.umin.ac.jp/cvem/successive.html#01
田村 功一主任教授に受賞のコメントをいただきました。
2024年6月に横浜市立大学附属市民総合医療センターの病院長を拝命して最近では病院長としての業務ウエートがかなり大きくなっていますが、もちろん循環器・腎臓・高血圧内科学教室主任教授としてのアカデミア関連活動も継続しています。
高齢化の進展と相まって近年増加傾向にある高血圧、糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などの代謝疾患、脳心血管病、腎臓病は互いに影響し合って共通の病態基盤を形成しており、一体的に“心腎代謝連関病”として捉え、各病態に対する個別的対応とともに包括的対応による病態連関制御が重要であると考え、教室をあげて研究・診療を行っています。
2024年6月に横浜市立大学附属市民総合医療センターの病院長を拝命して最近では病院長としての業務ウエートがかなり大きくなっていますが、もちろん循環器・腎臓・高血圧内科学教室主任教授としてのアカデミア関連活動も継続しています。
高齢化の進展と相まって近年増加傾向にある高血圧、糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などの代謝疾患、脳心血管病、腎臓病は互いに影響し合って共通の病態基盤を形成しており、一体的に“心腎代謝連関病”として捉え、各病態に対する個別的対応とともに包括的対応による病態連関制御が重要であると考え、教室をあげて研究・診療を行っています。
私は本学卒業後本学旧第二内科(石井當男教授)に入局して、大学院生時代に国内留学させていただいた筑波大学大学院農学研究科村上和雄教授(当時)・深水昭吉教授の研究室で研究の手ほどきを受けました。その後、日本学術振興会特別研究員(PD)から日本学術振興会海外特別研究員としてHarvard大学医学部Victor Dzau教授(現在米国医学アカデミー会長)研究室へ海外留学し、ボストンでの研究生活にて幸いにも発見できた新規心腎代謝連関制御因子に着目した「心腎代謝連関病の統合的理解と包括的治療戦略探求」研究を教室員と共に、前任の当教室主任教授の梅村敏本学名誉教授をはじめ学内外の多くの先生方によるご指導・ご協力のもとで行って参りました。
こうした皆さまのご指導のおかげで、今回開催された第28回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2024)において、「心血管内分泌代謝学の分野において卓越した業績を有する指導的研究者」に与えるとされる、日本心血管内分泌代謝学会 高峰譲吉賞受賞の栄誉に浴することができました。心から感謝申し上げます。
今回の受賞を励みとして、病院長として市民総合医療センターで進めている5つのアクションプランの一つ『大都市横浜の中心に位置する大学病院としての国際化と研究の推進「International & Science」を図る』について、本学渉外担当学長補佐兼明市民総合医療センター副病院長の門之園一氏と共に鋭意推進して参ります。
また、横浜国立大学では、2023年4月に学部や大学院の枠を超え、さまざまな分野の研究者が集結した研究組織として “総合学術高等研究院”があらたに設置されました。横浜国立大学の総合学術高等研究院(Institute for Multidisciplinary Sciences[略称:IMS])は、分野横断型の世界水準の総合学術研究を戦略的に集約し、研究に特化した組織です。横浜国立大学での“総合学術高等研究院”の新規設置に合わせて、私は2023年4月1日にIMS-次世代ヘルステクノロジー研究センターの副センター長・IMS客員教授に就任しており、今後は横浜国立大学と本学の強みが密接に連携した種々の事業のさらなる発展にも貢献できればと考えております。
こうした皆さまのご指導のおかげで、今回開催された第28回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2024)において、「心血管内分泌代謝学の分野において卓越した業績を有する指導的研究者」に与えるとされる、日本心血管内分泌代謝学会 高峰譲吉賞受賞の栄誉に浴することができました。心から感謝申し上げます。
今回の受賞を励みとして、病院長として市民総合医療センターで進めている5つのアクションプランの一つ『大都市横浜の中心に位置する大学病院としての国際化と研究の推進「International & Science」を図る』について、本学渉外担当学長補佐兼明市民総合医療センター副病院長の門之園一氏と共に鋭意推進して参ります。
また、横浜国立大学では、2023年4月に学部や大学院の枠を超え、さまざまな分野の研究者が集結した研究組織として “総合学術高等研究院”があらたに設置されました。横浜国立大学の総合学術高等研究院(Institute for Multidisciplinary Sciences[略称:IMS])は、分野横断型の世界水準の総合学術研究を戦略的に集約し、研究に特化した組織です。横浜国立大学での“総合学術高等研究院”の新規設置に合わせて、私は2023年4月1日にIMS-次世代ヘルステクノロジー研究センターの副センター長・IMS客員教授に就任しており、今後は横浜国立大学と本学の強みが密接に連携した種々の事業のさらなる発展にも貢献できればと考えております。
なお、2025年9月27日(土)・28日(日)の両日にわたって、パシフィコ横浜ノースにて「心腎代謝連関の研究と臨床:伝統と革新の、その先へ」をテーマに第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025)を主催いたします。皆さまにおかれましてはぜひご指導いただきたく何卒宜しくお願い申し上げます。
横浜市立大学附属市民総合医療センター病院長挨拶
URL:https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/summary/greeting.html
横浜国立大学JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野(育成型) 拠点名称:“健歩快働”をまちごと科学するイノベーティブ新湘南共創拠点 副プロジェクトリーダー
URL:https://coi-next.ynu.ac.jp/
日本心血管内分泌代謝学会
URL:https://square.umin.ac.jp/cvem/index.html
URL:https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/summary/greeting.html
横浜国立大学JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野(育成型) 拠点名称:“健歩快働”をまちごと科学するイノベーティブ新湘南共創拠点 副プロジェクトリーダー
URL:https://coi-next.ynu.ac.jp/
日本心血管内分泌代謝学会
URL:https://square.umin.ac.jp/cvem/index.html