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確率フロンティア分析をもとに 交通網整備が地域経済にもたらす影響を評価

2023.12.13
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  • 研究

確率フロンティア分析をもとに 交通網整備が地域経済にもたらす影響を評価

横浜市立大学国際商学部 大塚章弘准教授は、確率フロンティア分析(SFA)を活用して全要素生産性(TFP)のパフォーマンスを評価する方法を開発し、日本の地域間の交通ネットワークの経済性を評価しました。TFPは都道府県別産業別に計測され、分析の結果、製造業のTFPは地域間格差の縮小を伴いながら上昇しており、高速交通網の整備に伴う集積の影の影響(ストロー効果)が顕在化していないことを確認しました。本研究は、現在の高速交通インフラ整備の妥当性を評価し、地方創生の進化と国土形成の在り方の検討に貢献します。

本研究成果は、Springer Natureが発行するAsia-Pacific Journal of Regional Scienceに掲載されました。(2023年11月23日オンライン)
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