YCU 横浜市立大学
search

【YCU RESEARCH 2021】COVID関連研究(耳鼻咽喉科・頭頸部外科学)

2021.10.09
  • TOPICS
  • 研究

COVID関連研究(耳鼻咽喉科・頭頸部外科学)

  

2021.10.9

Visualization of droplets produced by dental air turbines that require infection control measured during coronavirus 2019 outbreaks

歯科タービンによる飛沫の可視化と、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行中における感染対策の必要性

口腔外科学   大屋 貴志 助教
耳鼻咽喉科・頭頸部外科学   荒井 康裕 講師
附属病院 感染制御部   加藤 英明 部長


新型コロナウイルスは唾液中でも検出されます。レーザーと高速度カメラを用いた飛沫の可視化によって、歯科タービン使用時における飛沫の飛散を観察しました。タービンは空気の流れを乱すため、エアロゾル粒子が漂い、周囲の環境に飛沫粒子が飛散することが確認されました。処置中の歯科医師はフェイスシールドを着用し、また吸引装置などを用いてエアロゾルの対策をすることが求められます。


 

 

2021.6.17

Visualization of droplet spread produced by a nebulizer during the COVID-19 pandemic

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行中のネブライザー使用による飛沫の可視化実験 

附属病院 感染制御部   加藤 英明 部長
口腔外科学   大屋 貴志 助教
耳鼻咽喉科・頭頸部外科学   荒井 康裕 講師


ネブライザーは気管支喘息などの治療にかかせない治療器具ですが、咳や飛沫が出るためCOVID-19流行中の使用は感染を拡大させる懸念がもたれています。微細な粒子を可視化する実験装置を用いて、ネブライザーを使用した際に発生する飛沫やエアロゾルを可視化しました。ネブライザーの使用、さらには薬液の刺激により咳こむと多くのエアロゾルが発生し、5分間程度空中を漂う様子が観察されました。COVID-19流行中は換気や使用後の環境清掃を徹底することが求められます。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加