YCU 横浜市立大学
search

横浜市立大学と海洋都市横浜うみ協議会が、緑ヶ丘女子中学校のSDGs教育をプロデュース

2021.12.20
  • TOPICS
  • 地域
  • 大学
  • 教育
  • 理学部

横浜市立大学と海洋都市横浜うみ協議会が、緑ヶ丘女子中学校のSDGs教育をプロデュース

~「× かけ合わせ」で考えるSDGsと海~

11月27日(土)、横須賀市の私立中学校、緑ヶ丘女子中学校 (学校長 平田幸夫) の総合的な学習の時間「サタデークラス」にて、本学理学部 大関泰裕 教授 (海洋都市横浜うみ協議会理事*1)が、教職課程を学ぶ理学部3学年 林 龍平さんと共に出張授業を行いました。

『「× かけ合わせ」で考えるSDGsと海』と題された本授業は、「海洋都市横浜うみ協議会」が、「海をいかした学習活動」の展開を目的に、横浜市と横須賀市の小中学校へ提供する事業の一環として行われました。

授業の準備は9月下旬より始まりました。実施にあたり、緑ヶ丘女子中学校から、本年度のテーマである「サタデークラス × SDGs」のまとめとして「海の環境」を語って欲しい、と要望がありました。大関教授はこれに加え、SDGsの世界的な関心である「かけ合わせ」の視点を重ねてはと提案し、双方の対話の中から授業を作っていきました。

当日は、まず「将来不要になっていくと思えるもの」、「今後ひとつになればもっと便利になりそうなもの」を、生徒と教諭の混成グループで話しあいました。そして、SDGsの実践者として気づいて欲しい「見直す」「つなげる」「変わる」「地域の課題は地球の課題」の4つの視点を伝えました。さらに「目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう」の意味を、大関教授が愛する音楽「プログレッシブロック」(プログレ)の歴史を例に語り、目標のかけ合わせでSDGsを理解することの意義を話しました。その後、プログレの今とサステナブル(Cry Baby)、異分野の人をつなぎ生命科学を海外の研究者と共に伸ばした例、気候変動とCOP26、これから見学へゆくうみファームのSDGsとしての見どころへと話は展開していきました。

最後に、授業に参加した中学校の生徒、教諭、教頭、学校長と大関教授、林さんら全員で、サタデークラスへの想いを意見交換し、2時間にわたる授業を楽しく終えました。

横浜市立大学では、今後も教員の研究成果を小・中・高等学校のすぐれた教育づくりへ活かす授業のプロデュース等を通じ、SDGsの達成にむけて取り組んでいきます。

参考

*1海洋都市横浜うみ協議会
海洋産業の振興と海を通じた人材育成、子どもたちの教育・市民への普及啓発を目的とする産官学が合同した任意団体(2021年現在 会員32団体)。
うみ協議会では、海洋産業のパートナーと出会える「横浜うみコン」(1月)、海の楽しさを児童・生徒が体験できる「横浜うみ博」(7月)を毎年開催するとともに、「海をいかした学習活動」を目的とする出張授業等を、横浜市・横須賀市の小中学校へ提供している。
横浜市立大学は2015年の発足時から理事機関として加盟

リンク

学校法人緑ヶ丘学院
https://www.midorigaoka.ed.jp/

11月27日(土)サタデークラス
https://www.midorigaoka.ed.jp/junior/2021/6458/

海洋都市横浜うみ協議会
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/torikumi/kaiyo/kaiyo.html

横浜市立大学のSDGsに対する取り組み
https://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/activity/sdgs/sdgs_info.html

問い合わせ先

横浜市立大学 広報課
E-mail:koho@yokohama-cu.ac.jp


 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加