YCU 横浜市立大学
search

次世代臨床研究センターの矢野裕一朗准教授の共同研究がJAXAの「きぼう」利用フィジビリティスタディテーマに採択されました

2021.03.25
  • TOPICS
  • 研究

次世代臨床研究センターの矢野裕一朗准教授の共同研究がJAXAの「きぼう」利用フィジビリティスタディテーマに採択されました

横浜市立大学附属病院 次世代臨床研究センター 矢野裕一朗 准教授(医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 客員准教授 兼任)が参加した、香川大学 医学部 薬理学 西山 成教授、北田研人助教、藤田医科大学 解剖学 高橋和男教授との共同研究が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の2020年度『きぼう』を使ったヒトの健康長寿に関する研究を宇宙飛行士で実施することを目指す「フィジビリティスタディ(FS)テーマ・(国の戦略的研究募集区分)」に採択されました。宇宙空間における宇宙飛行士にどのような変化が生じるのかを明らかにすることを目的とした研究を行います。

研究テーマ

宇宙空間で生じる体液分布変化に伴う夏眠様反応の同定

研究内容

進化の過程で生物が獲得した「夏眠 (aestivation)」は、脱水などのストレスから生体を防御するために生じる反応です。この研究では、宇宙空間における水分・栄養摂取と「夏眠様反応」との関係を解明します。
これらの研究により、宇宙飛行士が微小重力で生じるからだの変化、例えば筋力低下や皮膚の水分異常の発症機序や、それらに対する生態防御反応メカニズムが明らかとなり、現代病・老化に対する未来医療や宇宙空間での健康維持法の開発につながることが期待されています。

研究体制「微小重力に伴う生体内の電解質・体液分布変化の同定」

研究代表者:
香川大学 医学部・薬理学 
西山 成 教授

研究分担者:
香川大学 医学部・薬理学 
北田 研人 助教

横浜市立大学 附属病院 次世代臨床研究センター(医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 客員准教授 兼任)
矢野裕一朗 准教授

藤田医科大学 解剖学
高橋 和男 教授

▼JAXA 2020年度「きぼう」利用フィジビリティスタディテーマ募集の選定結果について
https://iss.jaxa.jp/kibouser/subject/invitation/fs/72634.html


香川大学プレスリリース

  • このエントリーをはてなブックマークに追加