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救急医学 竹内教授らの研究課題がAMED「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に 採択されました

2020.05.28
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  • 研究

研究課題「COVID-19患者層別化による医療資源の最適分配とアウトカム向上」がAMED事業に採択されました

新型コロナウィルスの世界的な流行に伴い、各国で医療崩壊が起こりました。この病気では多数の患者さんが無治療で回復する一方、国内では約5%の方が亡くなっています。どのような経過をたどるか初期には予測ができないため、すべての患者さんに治療を行わざるをえず医療資源が枯渇していきました。医療崩壊を防ぐためには、患者さんの重症化を予測する”層別化”が非常に大切であると考えられています。

横浜市立大学学術院医学群救急医学教室 竹内一郎 教授、西井基継 講師ら研究グループは、同免疫学教室 田村智彦 教授らと共同して、免疫学的解析による”層別化”を行うことに成功しました。
これらの取り組みが認められ、日本医療研究開発機構(AMED)「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に研究拠点として課題が採択されました。

今後同分子病理学 藤井誠志 教授らと協力し、病理学的解析を加えてさらに詳細な”層別化”を行います。また同先端医科学研究センタープロテオーム解析センター梁 明秀 教授(同微生物学教授)、木村弥生 准教授らと協力し患者血液中のタンパク質を網羅的に解析することで、今まで行ってきた”層別化”をより簡単な血液検査で行えるバイオマーカーの探索を行います。これにより医療資源を適切に分配することで、第二波による医療崩壊を未然に防ぐことを目指します。

提案課題

COVID-19患者層別化による医療資源の最適分配とアウトカム向上
 

研究体制

代表機関  横浜市立大学救急医学教室
研究代表者 竹内一郎

実施予定期間

令和2年5月28日~令和3年3月31日

問い合わせ先

大学院医学研究科  救急医学教室
TEL: 045-261-5656
E-mail: qq_sec@yokohama-cu.ac.jp

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