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木原生物学研究所 井藤純特任助教、辻寛之准教授、岡山大学、理研との共同研究で野外圃場栽培したオオムギの生理的変化を解明、 Plant Cell Physiol誌に論文発表

2020.07.22
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木原生物学研究所 井藤純特任助教、辻寛之准教授、岡山大学、理研との共同研究で野外圃場栽培したオオムギの生理的変化を解明、 Plant Cell Physiol誌に論文発表

木原生物学研究所の井藤純特任助教と辻寛之准教授は、岡山大学、理化学研究所との共同研究により、野外圃場で栽培したオオムギの生理的状態の変化を解明しました。
論文は、「Plant and Cell Physiology」誌 8月号に掲載されます。


論文情報
Hirayama, T., Saisho, D., Matsuura, T., Okada, S., Takahagi, K., Kanatani, A., Ito, J., Tsuji, H., Ikeda, Y., Mochida, K. (2020) Life-Course Monitoring of Endogenous Phytohormone Levels under Field Conditions Reveals Diversity of Physiological States among Barley Accessions Plant and Cell Physiology, pcaa046, https://doi.org/10.1093/pcp/pcaa046


作物の多くは野外の圃場で栽培されるため、作物生産性の向上を目指すには作物が野外でどう育つのかを理解することが必要です。本研究ではオオムギを野外で栽培して全栽培期間を通したサンプリングを行い、植物ホルモン量の変動と全遺伝子発現の時系列変動を解明しました。その結果、野外で栽培されたオオムギがどのような生理的状態の変化を経験しているのかを初めて明らかにしました。

本研究は、岡山大学 資源植物科学研究所の平山隆志教授、最相大輔准教授、池田陽子准教授、岡田聡史特任助教ら、および理化学研究所グループリーダーの持田恵一博士(横浜市立大学木原生物学研究所 客員教授を兼任)らとの共同研究で実施されました。

辻准教授の参画するCREST「植物頑健性」(データ科学に基づく作物設計基盤技術の構築)による支援を含む成果です。
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