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宇宙法模擬裁判日本大会で優勝。瀬田真准教授のゼミ生が活躍!

2020.04.07
  • 大学からのお知らせ
  • 学生の活躍

国際教養学部・瀬田真准教授のゼミ学生及び卒業生有志が、模擬裁判に取り組み、成果を上げました。

「日本宇宙法学生会議」主催の第15回宇宙法模擬裁判日本大会が行われ、国際教養学部・瀬田真准教授の国際法ゼミ所属の学生及び卒業生が参加し、見事総合優勝を飾りました。
参加チームは事前に提示された問題の請求文に即して、主張を書面にまとめ、提出することが求められています。今回は、書面上で評価が行われ、順位が決定されました。

宇宙法模擬裁判日本大会は、宇宙法を題材とした模擬裁判に取り組むことを通して、法曹界等、多分野に進む意欲のある学生の能力向上を支援するために開催されています。また、広く宇宙法に関する一般的な知識の普及および理解の増進や、宇宙活動における法の重要性に対する意識の向上を図ることを目的として、2006年の第1回開催以来、本年で15回目の開催となる大会です。

今年度参加チーム
 宇宙開発フォーラム実行委員会(SDF)
 上智大学国際法研究会
 東京大学現代国際法研究会
 北海道大学国際法研究会
 横浜市立大学国際法ゼミ
 早稲田大学国際法研究会
本大会の問題
「宇宙空間における管轄権と管理の権限、宇宙状況監視および軌道上デブリに関する事件」
大会概要及び問題文こちら

受賞者

瀬田真ゼミ学生

代表者 竹内柊湖さん(令和元年度 国際総合科学部卒)のコメント

この度は宇宙法模擬裁判大会において優勝を収められたことをとても嬉しく思っています。ゼミ活動では、毎年7月に開催されるジャパンカップと11月に開催される人道法模擬裁判大会という2つの国際法模擬裁判大会に出場していますが、それらへの出場を通して模擬裁判に興味を持ち、春休み中に開催される本大会への出場を決めました。模擬裁判の魅力はチーム一丸となって大会に向けて準備する楽しさや、正確かつ明瞭な論理を構成する難しさなどにあると感じています。本大会に参加したゼミ生は当時の2年生から4年生までの全学年であり、それぞれの興味や得意分野を活かした役割分担で書面を完成させました。

これまでに参加してきた模擬裁判と本大会では援用する国際法規則が異なるものの、事実の評価や論理構成に必要な思考力など、これまでのゼミ活動で培われた力が本大会において発揮できたと考えています。講評においても論理の説得性や一貫性が評価されたため、大学時代に頑張ったゼミ活動の集大成ともいえる結果を残せたことに喜びを感じています。

指導教員 瀬田 真 准教授からのコメント

この大会は、春休みに開催されるため、当然、授業の評価・単位にはなりませんし、参加した学生の中には、竹内さんのように、既に卒業が決まっている学生もおりました。国際法を教えるゼミの教員としては、大学の成績とは無関係にもかかわらず、休みを削ってまで、このような大会に参加してくれるだけでも嬉しいものですが、それが、初出場初優勝ということで、成果も残してくれて嬉しさ倍増です。教員に頼ることなく、このような学習成果を挙げたことで、本当に学生に恵まれたことを実感しています。在校生も卒業生も、積み上げてきた努力、そしてその方向性が間違っていなかったということに、自信をもって自分の道を進んでもらえればと思います。
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