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【第2回医学教育国際ワークショップ開催】シンガポール国立大学よりSuresh Pillai先生と医学部5年生4名が本学を訪問しました

2018.12.13
  • TOPICS
  • グローバル

開催報告

平成30年11月19日(月)ヘボンホールにおいて、医学教育国際ワークショップを開催しました。
2回目の開催となる今回のワークショップでは「シミュレーション教育」に焦点をあて、先進的かつ独創的な取組みを行っているシンガポール国立大学(以下、NUS)より当該分野でのオピニオンリーダーであるDr. Suresh Pillaiを招聘し、「Training Future-Ready Doctors-The Simulation Bootcamp Experience at NUS」と題し、世界標準のシミュレーション教育をご紹介いただきました。

プログラムの最後には、NUS学生と本学学生の協働で二次救急(ACSL)のシナリオを用いたシミュレーションのデモンストレーションが行われました。蘇生処置の後、心拍再開した場面では、会場がこの日一番の盛り上がりを見せました。
その他のプログラムとして、今年度から開始されたシンガポール国立大学「Experiential Simulation Programme」参加学生からの報告や、「Simulation Faculty Development Workshop」参加教員からの報告が行われました。

当日は、99名の教職員や学生が参加し、メモを取りながらプレゼンテーションを熱心に聞き入る姿が印象的でした。また、参加した教員や学生からは「卒前教育におけるシミュレーション教育の重要性が理解できた」、「学生によるデモンストレーションは非常に大きな刺激となった」、「教える側の教員と教わる側の学生、両方の発表を聞けたのがよかった」、「医学知識と英語力を向上させ、NUSプログラムにぜひ参加したい」との意見が挙がり、医学教育の国際化を進めていく上で有意義なセミナーとなりました。一方で「本学の国際化の方針をより明確に示すべき」、「実践的な内容を期待したが、座学がメインだったため残念だった」などのご意見をいただきましたので、次回開催時の課題として検討します。
なお、今回のワークショップは、横浜市立大学医学会および横浜市立大学医学部医学科同窓会倶進会よりご支援をいただき開催いたしました。

セミナー概要

日時:平成30年11月19日(月)17:00~19:30
場所:横浜市立大学 福浦キャンパス ヘボンホール
参加者:99名(教員44名、学生48名、その他7名)
次第 【モデレーター:秋山浩利先生(消化器・腫瘍外科学)、中村京太先生(安全管理指導者)】
17:00~17:05 開会挨拶 益田医学部長
17:05~17:15 「Experiential Simulation Programme」参加報告 医学科6年川村飛翔さん
17:15~17:30 「Simulation Faculty Development Workshop」参加報告
末永潤先生(脳神経外科学)、原悠先生(呼吸器病学)、後藤隆久先生(麻酔科学)
17:30~17:50 「Medical training in YLL School of Medicine, NUS」
       シンガポール国立大学医学部5年生4名
17:50~18:00 休憩
18:00~19:25 「Training Future-Ready Doctors-The Simulation Bootcamp Experience at NUS」
       Simulation Demo: NUS Yong Loo Lin School of Medicine, Final Year Students
Suresh Pillai先生
(Director, Centre for Healthcare Simulation, Yong Loo Lin School of Medicine, NUS)
19:25~19:30 閉会挨拶 中島グローバル推進部門長

【企画・運営ワーキンググループ】
ワーキング長 秋山シミュレーションセンター長
中村先生(市民総合医療センター 安全管理指導者)
飯田先生(医学教育学)
小阪先生(消化器・腫瘍外科)
酒井琢磨先生(救急医学) 

その他の活動

Tour at YCU Hospital Medical Center and MINAMI Fire station, Yokohama City Fire Bureau

市民総合医療センター高度救命救急センター 酒井医師、小川医師、安部医師の案内でセンター病院手術室、ヘリポート等の視察が行われました。その後、センター病院から徒歩5分の南消防署にて見学をさせていただきました。

Welcome lunch

福浦キャンパスに移動し、ウェルカムランチが行われました。
医学部長室ではDr. Suresh Pillai を囲んで益田医学部長を始め、遠山倶進会会長、石川医学群長、中島グローバル推進部門長、稲森医学教育学教授、秋山シミュレーションセンター長、小坂先生が同席されました。
教授会室ではシンガポール国立大学学生4名を迎えて、10名以上の本学学生とともにお寿司をいただきました。ウェルカムランチは大いに盛り上がり、短い時間でしたが学生同士の密な交流が行われました。

Tour at YCU Hospital and Simulation Center

消化器内科学 前田教授にご案内いただき、内視鏡センターにて内視鏡的粘膜下層剥離術の見学を行いました。
その後、シミュレーションセンターに移動し、授業見学の後、秋山シミュレーションセンター長、小坂先生の指導のもとシミュレーターの体験を行いました。
シンガポール国立大学の学生は初めて触れるシミュレーターに戸惑いながらも、本学学生のサポートを受けつつ楽しんで体験しました。

Excursion/KAMAKURA

ワークショップ翌日、中村先生(市民総合医療センター安全管理者)、小坂先生の引率でSuresh先生、シンガポール国立大学学生4名が鎌倉を観光しました。
初めて訪れる神社やお寺、小町通りでのショッピングと学生の楽しそうな様子が印象的でした。限られた時間でしたが、日本滞在のよい思い出となりました。

公立大学法人横浜市立大学 医学教育推進課 医学国際化等担当

tel045-787-2980 

mailycumedgl@yokohama-cu.ac.jp

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