YCU 横浜市立大学

医学部医学科久米さん、「日本内科学会ことはじめ2018京都」で優秀演題賞を受賞!

2018.05.14
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2018年4月14日(土)に日本内科学会(※)が主催した「日本内科学会ことはじめ2018京都」において医学部医学科の久米菜緒さんが4年次に履修したリサーチ・クラークシップでの研究成果を発表し、優秀演題賞を受賞しました。今回の受賞は、久米さんが国崎玲子准教授(横浜市立大学附属市民総合医療センター、炎症性腸疾患(IBD)センター)の指導を受け、潰瘍性大腸炎の評価基準である内視鏡検査に代わる新たな評価方法を研究し、その成果が評価されたものです。

この度、受賞された久米さんに、受賞までの経緯やYCU医学科を志す受験生へのメッセージなどをインタビューをしました。

※日本内科学会
1903年に発足した、内科学に関する研究発表、知識交換などを行うことで内科学の進歩普及を図り、さらには日本の学術発展に寄与することを目的とした医学系学会では日本最大規模の会員数を有する学会
中央 久米菜緒さん(医学部医学科5年)

1. 今回の「日本内科学会ことはじめ2018京都」では、どのような内容を発表されたのでしょうか。

 今回私は、日本内科学会が主催する医学生、研修医を対象とした「日本内科学会ことはじめ2018京都」に参加しました。発表した研究テーマは、「潰瘍性大腸炎の腸管エコーによる新規重症度スコア作成」というものです。潰瘍性大腸炎は若年に発症し、寛解と再燃を繰り返す難治性疾患です。近年この疾患は増加傾向にあり、現在内視鏡検査が活動性評価の標準的基準となっています。しかし、内視鏡検査は患者さんへの身体的・金銭的負担が大きいことから、私は今回侵襲性の最も少ない腸管エコーを用いた重症度スコアを世界で初めて作成しようと試みました。潰瘍性大腸炎患者116例の大腸301部位を腸管壁厚、壁層構造、白苔、壁血流の4項目で評価し、内視鏡検査と相関性の高いスコアを作成することができたので、内科学会でポスターにまとめ7分間のプレゼンテーションを行いました。このスコアによって潰瘍性大腸炎患者の頻回のモニタリングが可能になることを期待しています。
発表ポスター

2.受賞された感想と、今後の学生生活(授業や実習、研究等)の抱負や目標について 教えてください。

この研究は4年生1学期のリサーチ・クラークシップ(※)で研究していた内容をその後も研究を続け、発表したものです。1年ほど研究を続けてきたこともあり思い入れが強かったため、今回受賞を知った時は本当に嬉しく、なにより1年間お世話になってきた炎症性腸疾患(IBD)センターの先生方やお手伝いいただいた先輩方、事務の方など本当にたくさんの方々に感謝しています。この受賞によって潰瘍性大腸炎のアプローチの仕方が少しでも変わればと思っています。5年生となり、大学では臨床実習として様々な病気を実際にみています。これからは更に視野を広げ自分の進みたい道を決めると共に今の医療の問題について深く考えていきたいと思っています。

※リサーチ・クラークシップ
医学部医学科4年次に履修する15週間の研究実習。学生は、学内以外に国内、海外の大学、研究機関に配属され、実習を行います。「未解決の課題に対する意識を常に持ち、積極的に取り組むこと」「化学的な思考で真実を見極める努力を怠らないこと」といった物事の本質に迫ろうとする姿勢(リサーチマインド)を養成することを目的としています。
中央 久米菜緒さん(医学部医学科5年)

3.YCUの医学科を目指す、後輩や受験生・高校生に向けてメッセージをお願いします。

 YCUでは自分のなりたい姿をとことん目指す機会がたくさんあると感じています。海外留学をはじめとして、リサーチ・クラークシップなどの研究実習、先生方による補習講義など、本当に教育熱心な先生方が多く学生のリクエストに応えてくれる印象がとても強いのが魅力だと感じています。私はリサーチ・クラークシップ以前、まったく研究に興味のない学生でしたが、様々な機会を通して研究の意義、研究成果の還元など多くを学んだように思います。実際リサーチ・クラークシップ以降も研究を続けている同級生や先輩は周りにも多くいます。先生方、先輩方とのつながりが強い大学だと思うので、自分のやりたいこと、なりたい像を考え発信していくと更に学生生活が楽しめると思います。
 この度は受賞、おめでとうございます!


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