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木原生物学研究所 木下 哲教授の解説記事がNature Plants誌に掲載されました

2018.05.28
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木原生物学研究所 木下 哲教授の解説記事がNature Plants誌に掲載されました

「植物の種の障壁と父性インプリント遺伝子の関係 」について "News and Views" に掲載

横浜市立大学木原生物学研究所 植物エピゲノム科学部門 木下 哲教授らの研究グループは、植物の胚乳におけるゲノムインプリンティングの研究を行っており、メス側の生殖細胞でおこるDNA脱メチル化酵素やFACTヒストンシャペロンの役割を明らかにしてきました。加えて、イネ属を用いて胚乳における生殖隔離機構にかかわる研究を行っており、ゲノムインプリンティングが生殖隔離に果たす役割についての知見も総説や論文等で多数発表しています。これらの研究成果を背景に、『Nature Plants 』誌に新しく発表された論文を紹介する "News and Views" の執筆を担当し掲載されました。

本紹介記事では、胚乳における生殖隔離(種の障壁)への父性インプリント遺伝子、トランスポゾンやDNAメチル化の関与に関して、タネツケバナ属の3種の種間交雑とゲノムワイド解析を用いて得られた研究成果や、研究の歴史的な経緯、これからの展望を解説しています。


(内容に関するお問い合わせ)
国際総合科学群 大学院生命ナノシステム科学研究科
生命環境システム科学専攻 教授 
木原生物学研究所長 木下 哲
TEL:045-820-2428
E-mail:tkinoshi@yokohama-cu.ac.jp
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