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MDアンダーソンがんセンターで行われたYoung Investigator Workshop 2017に参加しました

2017.03.30
  • TOPICS
  • グローバル

平成29年2月9日~10日、MDアンダーソンがんセンター(米国 ヒューストン)で行われた Young Investigator Workshop2017に本学から2名の教員が参加しました

佐藤 隆 講師(医学部 呼吸器病学)

演題「Intratracheal delivery of immunostimulatory oligonucleotides using biodegradable polyketal nanoparticles: effect on murine lung cancer

 

小林 信明 講師
(市民総合医療センター 呼吸器病センター内科)

演題「Development of a novel anti-cancer immune therapy using the synthetic oligonucleotide containing poly-G motif.」

参加した教員からは、
「基調講演やプレナリ—レクチャーの演者が重視されており、世界中から優秀な人材を集めるための工夫と努力がなされており、若手研究者の人的交流に適した機会だった」
「若手研究者の精力的な研究内容を知る貴重な機会であったが、Principal Investigatorクラスの参加が少ない点が残念であった」
「MDアンダーソンがんセンターの高度かつプロフェッショナルな研究者集団が推進する臨床応用に向けたスピード感のある取組を目の当たりにし、出口戦略および工程を明確にすること、異分野連携・産学官連携共同研究体制の構築が重要であることを感じた」
「いずれの研究も動物実験から臨床試験へ短期間に移行している点が印象的で、本学においてもスムーズなトランスレーショナルリサーチを行う体制の構築が必要であることを痛感した」
などの感想が寄せられました。
今回のワークショップ参加を契機として、国際共同研究実施への発展が期待されます。

MDアンダーソンがんセンター Young Investigator Workshopとは

MDアンダーソンがんセンター(米国 ヒューストン)とオスロ大学(ノルウェー)によって不定期に開催される若手研究者対象のワークショップ。
今回は肺がん、メラノーマ、リンパ腫、その他悪性血液疾患の免疫学または免疫療法的なアプローチを対象分野として開催されました。参加にあたっては、ポスター発表、各分野グループでの口頭発表およびネットワーク構築を目的としたソーシャルイベントへの参加が求められています。

MDアンダーソンがんセンターとは

テキサス州ヒューストン(米国)にある、がんの治療、研究、教育等の世界最大規模のがんセンターで、1941年にテキサス大学の付属施設として設立された。USニュース&ワールドレポート誌によるベスト病院調査のがん部門で、過去12年間で10回、全米1位を獲得している。

公立大学法人横浜市立大学 学務・教務課 医学国際化担当

tel045-787-2980 

mailigakubu@yokohama-cu.ac.jp

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