木原生物学研究所と株式会社資生堂が共同研究を推進
2015.10.19
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- 研究
木原生物学研究所と株式会社資生堂が共同研究を推進
横浜市立大学木原生物学研究所には植物遺伝資源科学、植物ゲノム科学、植物応用ゲノム科学、植物エピゲノム科学の4部門があります。これらの研究部門では、約6000系統のコムギや約800系統のトウガラシの遺伝資源を有効に活用する研究、それらのリソースをゲノム情報に置き換える研究、ゲノム情報をもとに現象を解明し実社会等で役立てる研究などを世界に先駆けて行っています。
木原生物学研究所と株式会社資生堂(以下、資生堂)は植物成長調節物質の作用特徴の解明に関する共同研究を推進しています。
木原生物学研究所と株式会社資生堂(以下、資生堂)は植物成長調節物質の作用特徴の解明に関する共同研究を推進しています。
概要
木原生物学研究所には植物研究に関する世界的に最先端の研究を行う4部門があります。
植物ホルモンは植物の成長を様々な場面で制御しており、植物成長調節剤や農薬として農業現場でも活用されています。木原生物学研究所の植物応用ゲノム科学部門嶋田幸久教授らは、ゲノム科学やケミカルバイオロジーの手法を活用して、植物成長調節物質の作用機構について先端的な研究を展開しており(Plant Cell Physiol. 2010; 51(4): 524-36、Plant Cell Physiol. 2011; 52(1):169-80)、嶋田教授と資生堂は平成26年4月から共同研究を開始しました。
平成27年4月からは資生堂と木原生物学研究所全体が連携し、植物応用ゲノム科学部門で蓄積してきた研究資産を、資生堂において研究中の化合物で応用し、結果をフィールドで検証し植物の成長を制御する薬剤の実用化へ向けた研究に活用しています。これにより、コムギの成長を調節する作用の解析に関する研究が発展することが予測され、将来的にはグローバルレベルでの植物ゲノム研究の発展に貢献できることが期待されます。
植物ホルモンは植物の成長を様々な場面で制御しており、植物成長調節剤や農薬として農業現場でも活用されています。木原生物学研究所の植物応用ゲノム科学部門嶋田幸久教授らは、ゲノム科学やケミカルバイオロジーの手法を活用して、植物成長調節物質の作用機構について先端的な研究を展開しており(Plant Cell Physiol. 2010; 51(4): 524-36、Plant Cell Physiol. 2011; 52(1):169-80)、嶋田教授と資生堂は平成26年4月から共同研究を開始しました。
平成27年4月からは資生堂と木原生物学研究所全体が連携し、植物応用ゲノム科学部門で蓄積してきた研究資産を、資生堂において研究中の化合物で応用し、結果をフィールドで検証し植物の成長を制御する薬剤の実用化へ向けた研究に活用しています。これにより、コムギの成長を調節する作用の解析に関する研究が発展することが予測され、将来的にはグローバルレベルでの植物ゲノム研究の発展に貢献できることが期待されます。