国際マネジメント研究科国際マネジメント研究科
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研究科長の挨拶

国際マネジメント研究科長 白石 小百合(教授)
2025年4月現在、日本の経済活動はコロナ禍以前の賑わいを取り戻しつつあります。一方で、物価高、ロシアと中東などの世界情勢の不安定化、AI技術の進展など、これまで以上に社会経済の変化が予想されます。社会科学を教育し研究する国際マネジメント研究科では、常に社会の現実に眼を向けその変化に敏感でありたいと考えます。
先行きが不透明な現代社会の中で、国際マネジメント研究科は、国際ルールに精通し、これにより市場環境や制度の変化に対応していくスキルを身につけている人材、グローバル化の中で企業全体のクオリティーを高めていける人材、および海外地域の産業集積を担っていける人材の養成を目的として2009年度に設置されました。
2016年度からは、海外からも注目される日本のサービス・ビジネスについて専門的な研究を実施できるようにサービス・サイエンス研究プログラムを開設し、グローバル化を進める企業などでサービスのスペシャリストとして活躍できる人材養成に取り組んできました。
そして国際マネジメント研究科では、2021年度から、ソーシャル・イノベーション社会人MBAプログラム(SIMBA)を設置しました。横浜市にも社会課題が多く表出する中、こうした課題解決のスキルを習得し国際社会で活躍する人材を育成することを目的としています。さらに2024年度から、欧米や国内主要大学で採用されているコースワーク型の経済学教育を展開する、YCU EconMastersプログラムを新設し、経済学をベースに高度なデータ分析手法を駆使して地域社会のウェルビーイングに貢献する人材育成に取り組みます。
このように、本研究科は社会の要請に応じ、常にビジネスの最先端の諸課題に対応できる人材を輩出する教育・研究機関をめざしています。明確な研究課題を持ち、その課題解決のための旺盛な研究意欲を有するみなさんが、本研究科で研鑽を積み、ビジネスの最先端をリードする人材となることを期待しています。

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