データサイエンス専攻長メッセージ

本学のデータサイエンス専攻には、専門領域が異なる多彩な顔ぶれの教員が揃っています。この多様性こそが、本専攻が持つ魅力の一つです。

VUCAと言われるこれからの時代の課題に取り組んでいくには、高い専門性とともに、幅広い見識が求められます。狭小な学問分野における知識技術や価値観だけで、昨今の社会課題に太刀打ちできるものではありません。データサイエンスは方法論に関する学問であり、方法論ゆえに、多くの異分野間で共通言語としての基盤的役割を担うことができます。あらゆるドメインに浸透することで、多種多様な分野に対してお互いの交流を促し、新たな刺激を与え、各学問分野の更なる活性化や発展に寄与するとともに、これからの時代には必須となる多面的かつ俯瞰的な視座を得るために貢献できる学問がデータサイエンスであると言えます。

本専攻には、データというキーワードを核として、多種多様な人々が集まってきています。数理的な理論を学ぶ講義から、現場を重視した実践的データサイエンス演習まで、充実したカリキュラムを用意しています。本専攻において、皆さんが教員と交流を深め、仲間たちと切磋琢磨し、どのような知の化学反応を引き起こしてくれるか、大いに期待しています。