伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生 紹介1
「今、興味を持っていること又は取り組んでいること」、「今後の抱負」について、奨学生・特待生の皆さんに語ってもらいました。
ご覧ください。
伊藤雅俊奨学生-国際総合科学部、国際商学部
前年度に特に優秀な成績を収めた国際総合科学部の経営学コース・会計学コースの学生から、4年次2名及び国際商学部3・2年次2名ずつが奨学生に選ばれます。
国際商学部 2年 吉田 有里奈
私は現在、情報の経済学のゼミに所属しております。情報の経済学では、経済・経営問題の根本的な原因を、情報を持つ者と持たない者との利害対立だと考えます。私は、この学問に出会ったことで、経済学が日常生活と深く結びついていることを実感し、経済学の楽しさ、醍醐味を知りました。私は、自身が問題視する現実の事柄を、学んだ学問の発想を用いて応用し、論理的に解明できるようになりたいと思っております。
今後も現実に目を向け、探究心をもって精進してまいります。
国際商学部 2年 中﨑 涼香
私はサービス・ビジネス論ゼミにて、経営学全般を実践的に学んでいます。現在は、興味のある業界を選択し、その業界の構造を多角的に分析するワークに取り組んでいます。数値や事実の表面だけを捉えるのではなく、「なぜその企業は成功したのか?」「なぜその企業は競争に敗れたのか?」について議論を重ねる時間はとても充実しており、経営学の面白さを実感しています。
今後も専門的な知識の吸収とその活用に努め、学ぶ姿勢を大切に、日々精進してまいります。
国際商学部 3年 髙浪 凜
今後も私の大学生活を支援していただいている家族、友人、横浜市立大学の教職員の方々へ感謝するとともに、より一層自らの成長に向けて努めていく所存です。
国際商学部 3年 清水 未海
「企業行動に対して、投資家はその是非を考えて投資判断を行う」というプロセスを研究したことを通じて、物事を鵜呑みにするのではなく、それが良いことなのか悪いことなのか、そして自分はそれを踏まえてどう行動すべきかを考えるという主体性が身に付きました。
来年度には卒業を迎えるため、納得のいく卒業論文の完成に向けて尽力します。また、就職先の企業で、研究を通じて身に付けた主体性を発揮できる人間になりたいと思います。
国際総合科学部 経営学コース 4年 中山 優香
この度は、伊藤雅俊奨学生に選出していただき大変光栄に存じます。このような賞を受賞できましたのも先生方のご指導や、家族、友人の励ましの賜物と心より感謝申し上げます。
所属しているサービス・ビジネス論ゼミでは、座学だけでなく商品を企画する実践的な活動もあり、仲間とともに学びを深めてまいりました。コロナウィルスの影響で活動が中止になり、悔しい思いをしたこともありましたが、周囲の方々に支えていただき、常に「今自分ができること」を見つめ直し勉学に励むことができました。
今後は卒業論文の執筆に全力を尽くす他、残り少ない大学生活を悔いの残らぬよう過ごしていきたいと考えております。
国際総合科学部 会計学 4年 古木 安里沙
この度は、このような名誉ある賞をいただいた事を大変光栄に感じております。また、昨年度の勉学の取組みをこのような形で評価していただくことが出来たのは、多くの方の支えがあってのことであり、心より感謝申し上げます。
私は民法ゼミに所属しており、現在は「事情変更の法理の明文化見送りの妥当性」をテーマに卒業論文を執筆しています。他国との比較や事情変更の法理が適用されそうなケースにおいて現在の日本の対応の分析をし、事情変更の法理が明文化されなかった事が妥当であったかを結論づけております。
卒業後も、支えてくださった皆様への感謝を忘れず、伊藤雅俊奨学生として恥じることのないよう、より一層精進して参りたいと存じます。
成績優秀者特待生-国際総合科学部 国際教養学系
人間科学コース 4年 森田 奏恵
私は現代教育論ゼミにおいて、ICTを導入した新たな学びの可能性について研究しています。社会が大きく変革する中で、未来を担う子どもたちにはどのような学びが必要か、研究を深めています。答えのない学問に難しさを覚えると同時に、この上ないやりがいを感じています。
大学での幅広い学びや、管弦楽団やゼミで出会った友人は私のかけがえのない財産です。感謝の気持ちを忘れず、4年間で培った多角的な視点、学び続ける姿勢を今後も活かしていきたいと思います。
社会関係論コース 4年 太田 万結
私はコミュニケーション論ゼミに所属し、身近な言葉やコミュニケーションについて学習してまいりました。現在は「若者のLINEコミュニケーションにおける笑い表現の役割」について、卒業論文を執筆しているところです。
横浜市立大学での4年間では、領域横断的な授業や多くの課外活動を通じて、自ら学ぶことの楽しさを実感し、入学前には考えられなかったほどに成長することができました。支えてくださったすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
今後も残り少ない大学生活を悔いなく過ごし、卒業後には大学生活で得た学びを社会に還元できるよう、一層努力してまいります。
国際文化コース 4年 山本 真子
この栄誉ある賞を3年連続でいただけましたのは、日頃からご指導くださっている小幡先生をはじめ多くの先生方、支えてくれた家族、いつも私を励ましてくれた友人たちのおかげです。感謝の想いでいっぱいです。
卒業論文では、中国・唐代の女流詩人である魚玄機の詩作を扱っております。古典を学ぶことの難しさを日々実感しておりますが、大学4年間で心から好きだと思える分野に出会えたことを幸せに思います。卒業後は大学院に進学し、情報技術を活用した革新的な中国古典詩の研究方法を探究する所存です。
コロナ禍で登校できない時期もありましたが、イチョウ並木を通り、常に好奇心を持って学び続けた4年間はかけがけのないものでした。横浜市立大学で学んだことを人生の土台として、これからも貪欲に学び続けていきたいです。
成績優秀者特待生-国際総合科学部 国際都市学系
まちづくりコース 4年 山下 みなみ
私は都市デザインゼミに所属し、金沢区内のイベントに参加することで地域に深く関わり合いながらまちづくりを学んで参りました。4年生となった現在は、これらの活動からは離れ、新横浜駅周辺のIT関連企業集積についての卒業論文を執筆しております。企業集積のプロセス等を明らかにし、未来の産業集積形成に少しでも役立てるような論文を書き上げたいと思います。
そして、今後は残された大学生活を充実したものにできるよう、今まで以上に仲間と共に過ごす日々を大切にしていく所存です。
地域政策コース 4年 光沢 凛
今後は、環境問題に関する勉強を継続するとともに、学生時代に参加してきたボランティア等の具体的なアクションを行いたいと思います。そして、社会人として活躍し、学生生活で身につけた挑戦心を忘れずに、様々なことに取り組んで参ります。
グローバル協力コース 4年 石濱 歩奈
今後も、興味深い事象について意欲的に研究し、社会的意義のある成果を得られるよう努力します。
成績優秀者特待生-国際総合科学部 経営科学系
経営学コース 4年 山下 元喜
私は所属するゼミにおいて、ファイナンスについて知識を深めました。現在は「企業の成熟度合いによる資金の流れの変化」を研究テーマとして卒業論文を執筆しております。自分の興味に対して長い時間をかけて向き合う中で困難に直面することもありますが、それ以上に大きな喜びを感じております。満足できる論文ができるよう努力を継続していきたいと考えております。
今後も周囲に対する感謝を忘れず努力を重ねてまいります。
会計学コース 4年 宮野 彩織
私は民法ゼミに所属しており、現在は「預金者の確定」をテーマに卒業論文を執筆しています。内容としては、預金の実質的な帰属者と預金の名義人が異なる場合、どちらの預金とするかという問題に焦点を当てたものです。これまで学んできた知識を活かし、判例の分析・検討を行っています。
今後は、卒業論文の完成を目指して執筆を進めながら、残り少ない学生生活を悔いのないよう、大切に過ごしていきたいです。
経済学コース 4年 淺香 柚月
卒業後は国際マネジメント研究科に進学し,献血推進と健康増進を同時に実現する行動経済学的施策について研究する予定です。
今回の成果に留まることなく今後も努力を重ねてまいります。
成績優秀者特待生-国際総合科学部 理学系
物質科学コース 4年 小泉 龍佑
この度は成績優秀者特待生に選出していただきありがとうございます。
3年後期から研究室に所属し、現在は卒業研究や研究室のゼミを行っています。研究テーマは蓄光という現象のメカニズム解明を目的としたものです。蓄光とは、それを示す物質にあらかじめ光を当てておくとしばらく自発的に発光し続ける現象です。その蓄光の光の強さは時間とともに弱まっていくのですが、その弱まり方をシミュレーションで再現することで、メカニズムに関する知見を得ようとしています。
生命環境コース 4年 杉山 海斗
現在私は「人々の健康長寿」を目標に細胞レベルの老化現象について研究をしています。近年は加齢と共に体内に蓄積する老化細胞が加齢関連疾患やがんなどの発症に関与していると考えられており、老化細胞の蓄積に対する対処方法の確立が求められています。そこで私は細胞老化の分子機構の解明と細胞老化の抑制方法の確立に努めております。
今後は人々への応用を踏まえた研究を進めるとともに、多くの人々と直接関わり合いながら人々が人生を健康に最後まで謳歌するための支援を行っていきたいと考えております。今回の受賞を励みにより一層目標に向かって尽力する所存です。
生命医科学コース 4年 石井 寛斗
現在、理化学研究所にて食物アレルギーに関する研究に取り組んでいます。免疫とは自らの身体にとって異物となるものを排除しようとするはたらきであり、炎症などが症状として見られます。しかし食物は身体にとっての異物であるにもかかわらず、免疫細胞のはたらきは抑制(寛容)されることで食事は成立しているのです。そこで、この免疫寛容機構を新規探索していくことで食物アレルギーの治療に貢献したいと考え、研究しています。
これまで家族、友人をはじめ多くの方々の支えによって成長することができました。今後は大学院へ進学し、感謝を忘れずさらに成長し研究に邁進していきます。