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令和2年度伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生紹介(成績優秀者特待生(医学部医学科、医学部看護学科))

伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生 紹介3

令和2年度の伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生に選出された全56名を紹介します。
奨学生・特待生の皆さんには「今興味を持っていること又は取り組んでいること」、「今後の抱負」について語っていただきました。

成績優秀者特待生-医学部 医学科

医学科 2年 冨永 和奏

   この度は特待生に選出していただき、大変光栄に存じます。二年生の現在は、基礎医学を勉強しております。勉強しなければならないことが多く、大変だと感じることもありますが、少しずつ医学を身に付けることができている喜びを感じながら日々勉強に励んでおります。また、今年度はコロナの影響で先生方や友人と直接会う機会が減ってしまったことで、今までの私が、勉強や日常生活において、大変多くの方に支えてもらっていたことを痛感致しました。まだまだ勉強することは山ほどあると思いますので、私を支えてくださる方々への感謝を忘れず、今後も精進して参りたいと思っております。

医学科 2年 渡邉 萌音

    この度は栄誉ある賞を頂戴し、大変光栄であるとともに身の引き締まる思いです。私は基礎研究の道を志し本学に入学しました。1年次より免疫学教室にて、田村智彦教授をはじめ諸先生方のご指導のもと、研究やバイオインフォマティクスの勉強に励んでおります。未熟者ではありますが、実際に手を動かして実験やデータ解析を行うことで、知の世界が広がる喜びを感じております。また、2年次から基礎医学の講義が始まり、生命の複雑さや奥深さに心を動かされる日々です。折しもCOVID-19の流行により、未曾有の危機を打開するために基礎研究に取り組むことの重要性を痛感しました。将来は、研究者として医学の発展に寄与すべく一層の研鑽を積んでいく所存です。

医学科 3年 田口 耕太朗

   この度は、このような栄誉ある賞をいただき光栄に思います。3年次の現在は、座学で様々な疾病を学んでいます。講義を通して、基礎研究と医療の発展が密接な関係にあることを改めて感じ、医療技術の発展に貢献できる研究にも携わってみたいという思いが強くなりました。4年次のリサーチクラークシップは最先端の研究に携われるチャンスなので、少しでも成果を残せるよう積極的に取り組みたいです。また、海外の医療技術や制度にも興味があり、海外派遣プログラムで幅広い知識と視野を得たいと思っています。この恵まれた環境で学べることに感謝しつつ、今後も精進して参ります。

医学科 3年 渡邉 莉奈

  この度はこのような賞をいただき、とても光栄に思います。周りの皆さまの支えや存在が励みとなり、授かったものだと感じます。この場をお借りして深く感謝申し上げます。
 3年次では2年次にも学んでいた基礎医学に加え、社会医学や臨床医学を学んでいます。先に学んだことが後に学ぶ別の分野に関連していると感じることが多く、個々の知識が実は全て繋がっているように思えるところに医学の奥深さを覚え、どの分野にも興味を持って向き合っています。単に知識を蓄えるだけではなく、医学以外にもさまざまなことに取り組み、考え、経験していくことで強みと温かみのある医師、人間になれるように精進したいと思います。

医学科 4年 佐藤 恵介

   この度はこのような栄誉ある賞に選出していただき、大変光栄に思います。4年次のリサーチクラークシップでは病態病理学教室に配属し、希少な肺がん症例の症例報告に携わっております。この実習を通して、これまで学んできた知識に関しても未知の領域が数多あるのだと実感し、さらに理解を深めて、探求したいと感じました。また、コロナ渦の中で今後病棟実習が始まります。このような状況下でも勉学・実習に励むことができる恵まれた環境、ご指導くださる先生方、友人、家族の協力に感謝をしつつ、患者さんがそれぞれに抱える背景を理解し寄り添い癒やせるような医師像、人間像に近づいていけるよう、日々努力していきたいと思います。

医学科 4年 澁谷 智花

   この度は特待生に選出して頂き、大変光栄です。4年次のリサーチクラークシップでは東京工業大学の大隅研究室でお世話になり、オートファジーに関する研究について取り組みました。新型コロナウイルスのことがあり、限られた時間での活動になってしまいましたが、教室の先生方のご配慮もあり大変有意義に学ぶことができました。3年次までの勉強では既知の知識を学ぶことが多かったのですが、医学、生物の発展がとてつもない労力と強い追究心の積み重ねから成り立っていることを実感いたしました。周りの方々への感謝を忘れず、目の前のチャンスを大切にし、学業や研究、部活も含めて今後も精進してまいります。

医学科 5年 大島 結女

   昨年のリサーチ・クラークシップでは、法医学教室にて、司法解剖をはじめとする法医学の実際や研究の基礎となるリサーチマインドを学びました。また、今年2月に始まった臨床実習では、新型コロナウイルス感染症に最前線で対応する救急の現場を目の当たりにし、医師・医療者の社会的立場や役割について改めて考えさせられました。病棟で過ごす限られた時間の中で、患者さんや医療スタッフとの対話を大切にしながら、目指すべき医師像を構築していきたいと思います。
 日頃熱心にご指導くださる先生方、支えてくれる親族・友人・先輩・後輩の皆さんに心から感謝しています。この度の表彰にふさわしい人物となれるよう今後も精進してまいります。

医学科 5年 金村 亜美

    この度は、特待生に選出していただき誠に光栄に存じます。また、嬉しさとともに身の引き締まる思いです。4年次のリサーチクラークシップでは神経解剖学教室にてお世話になり、魚類の脊髄再生過程に関する研究に取り組み、大変貴重な経験をさせていただきました。今年の2月より新型コロナウイルスの影響で制限もある中、病棟実習をさせていただき、必要とされる知識の多さや、疾患のみでなく患者様の人生や考え方など多角的視点から寄り添うことの重要性を実感しました。
 これまでご指導いただいた先生方、支えてくれた友人、家族への感謝を忘れず、将来は幅広い知識や視野を持ち、患者様に寄り添える医師になれるよう精進していきたいと思っております。

医学科 6年 小松 彩子

   医学を学び始めた2年次と、臨床実習を終えた6年次。二度も特待生に選出していただけましたことに、心から感謝を申し上げるとともに、たいへん身の引き締まる思いがいたします。
 私は昨年度、YCU-CDCによる教育プログラム「Street Medical School」の1期生となりました。そこでは、医療従事者やデザイナーといった様々な背景を持つメンバーとディスカッションを繰り返し、現代医療の課題を解決すべく、デザインが人々の行動変容を促す可能性を探りながら活動しました。これにより、各々の立場を活かして考えを深めることの重要性を改めて実感しました。チームの仲間と積極的にコミュニケーションを取り、患者さんにとっての最善の医療を多角的視点に基づいて考え、共に病気と向き合うことのできる医師を目指し、今後も研鑽を積んでまいる所存です。

医学科 6年 西川 裕里香

   この度は、成績優秀者に選抜頂き大変光栄です。私は、幼い頃から病気の人に希望を与えたいという思いがあり、医学の道に進みました。大学では暖かく熱心に指導してくださる先生方、励ましあい笑いあえる友人達に恵まれ、入学前には想像もしていなかった程、刺激的で学びに溢れた大学生活を送ることができました。
 この6年間、挑戦しても成功しなかったことも沢山ありました。自分の足りない点ばかりが目につき、苦しい時や諦めそうになる時もありましたが、夢に向かって勉強できる喜びと楽しさがいつも私を支えてくれました。
 これからも多くの困難や課題に直面すると思いますが、どんな時も自分のビジョンと感謝の心を忘れず、幼い頃からの目標を叶えるべく歩み続けたいと思います。

成績優秀者特待生-医学部 看護学科

看護学科 2年 宮田 英佳

    この度は特待生に選出いただき、大変光栄に存じます。今年度の講義はオンラインが中心ですが、各専門領域の学習を通じ、患者様の疾患や特性に応じた看護を様々な角度から検討する難しさと奥深さを感じております。医療のあり方にも変化が求められる今、私が必要だと考えるのは、人々の日々の暮らしを軸に、地域のダイレクトコミュニケーションとIT技術を組み合わせ、健康的な生活行動の促進を可能にする方策です。将来は人々の多様な価値観や生活環境をふまえたヘルスプロモーションを実践し、ヘルスリテラシーの向上に寄与したいと考えております。学友たちをはじめ、学生生活を支えてくださる方々への感謝を胸に、今後も一層精進して参ります。

看護学科 2年 藤田 光音

   この度は特待生に選出していただき、大変光栄に思います。支えてくださっているすべての方々に感謝いたします。
 1年時は看護専門科目に加えて共通教養の講義を受ける機会があり、自ら学び多様な視点から考えることの大切さを改めて感じる毎日でした。現在は、これまでに得た知識をベースに、より専門的な看護の学習に取り組んでいます。自分の興味のある分野を模索している段階ですが、地域看護や国際保健などに興味があり、人々の生活の場に寄り添った活動に魅力を感じています。日本や世界で起きている様々な問題、その現状を捉え、社会人・看護者としてどのように関わることができるのかという視点を常に持ちながら、今後も精進していきます。

看護学科 3年 藤谷 理沙

    3年生の後期から各領域の実習が始まりました。今年は新型コロナの影響で病棟や施設での実習時間が大幅に短くなったので、短い時間でも効率よく多くの学びができるように、主体的に学ぶ姿勢を心掛けています。実習では患者さんの疾患だけにとらわれず、その方の性格や背景などの個別性を考慮した関わりをすることの大切さを学び、看護の奥深さを実感しました。これからも、今回の実習での経験をさらに次の実習に活かし、患者さんにとってより良い看護が実践できる力を身につけられるように日々学んでいきたいです。

看護学科 3年 原 麻里奈

    この度は、成績優秀者特待生に選出していただき誠に光栄です。3年次後期は、領域別の実習を通して、実際の看護を学ばせていただいています。前期までは知識の習得や紙面事例での看護展開が中心となったため、実際の患者さんを受け持たせていただいた際には、その対象者の背景や価値観などの個別性を反映させた看護展開に難しさを感じていますが、患者さんのニーズをしっかりと捉えたうえで、看護学生として何ができるのかということを常に考えながら実習に取り組んでいます。今後も周囲の方々への感謝を忘れず、講義や実習で得た知識や経験を生かし、患者さんの気持ちに寄り添った看護を提供できるよう努力していきたいと思います。

看護学科 4年 堀之内 楓川

   現在は成人看護学ゼミで、大きなテーマとして「若年性乳がん患者の意思決定支援」について研究を行っています。
 研究や今までの実習から、疾病により様々な経験をしている患者様やご家族に寄り添い、価値観や希望なども含めて対象者を捉え、決めた選択を支持すること、そしてその人らしく生活できるよう支援をしていくことが看護職にとって大事な役割の一つだと考えるようになりました。
 来年度から自分が実際にそのような役割を果たせるのか、とても不安ではありますが、患者様・ご家族1人ひとりに真摯に向き合っていきたいと強く感じています。今後は、卒業論文発表会や国家試験に向けて日々励みながら、残りの学生生活を充実させていきたいです。

看護学科 4年 吉野 朱莉

   この度は、このような栄誉ある賞に選出して頂き誠に光栄です。支えて下さった方々に改めて感謝申し上げます。
 私は、現在母性看護学ゼミに所属しています。「夫の育児・家事への参加につながる夫婦間の関わり~夫の視点から~」というテーマで、看護の力でより良い子育てを実現することを目指し研究を進めております。また、大学生活ではハワイ等への海外研修や看護助手のバイト等、様々なものに興味を持ち、何事にも諦めずに挑戦し続けてきました。このような経験から、看護とは対象とする人の全体をみて、最善に向け寄り添い、支えることではないかと考えます。私の笑顔とケアで患者様を少しでも笑顔にできるよう、今後とも勉学に励み続けたいと思っております。