大学入学共通テストを受験されたみなさん、お疲れ様でした。 YCUの受験対策 ～ 2次試験対策編 part1 ～に引き続き、今回は、国際教養学部/国際商学部/理学部の先輩達にインタビュー！先輩たちの経験談・アドバイスを参考に、2次試験に向かって頑張って下さい！！
横浜市立大学を視野に入れたのは
いつ頃からですか？
コロナ禍で第一志望の国立の２次試験が中止になったことを事前に知り、その頃から大学共通入学テストの結果次第では横浜市立大学を受けようと考えていました。大学情報は大学案内やYouTube、『ヨコ知リ！』もチェックしました。
国際教養学部志望であれば
英語は得意科目ですか？
そう思われがちですが、得意なのは国語で英語は苦手でした（笑）。医学系の英文に慣れるため、赤本の出版社（教学社）が出している医学系の参考書を使って勉強しました。和文英訳の対策としては、重要構文の暗記と英作文を日課にしていました。
「医学系の英文」に慣れる理由とは？
国際教養学部の2次試験では医学部と共通の長文問題で、医学系のトピックが一つあります。ですからこれは完全に横浜市立大学・国際教養学部向けの受験対策です。設問自体は難しくありませんが、専門的な単語が多いので読むのに時間がかかります。
対策の効果はいかがでしたか？
英文の例文の文末に英語の注釈がつくほど難解な専門用語なので、実際のところは予測しようがありません。そこに固執するよりは、苦手な形容詞などをきちんとマスターしておいたほうが良いと思いました。
ほかにおすすめの英語勉強法はありますか？
音声を聞きながら、それを真似して発音するシャドーイングを繰り返していました。長文も同様、音読はおすすめです。
毎朝のラジオ英会話も2次試験用ですか？
直接的な受験対策というよりは習慣です。高校の先生に勧められて、自粛期間中の高2の春頃から聴き始めました。リスニングが苦手だったので、日々英語にふれることでヒアリング力を高めるのがねらいでした。
「社説の要約」も高校の先生のアドバイス？
横浜市立大学を受験しようと決めた時から自主的に始めました。共通テストが終わってからの短い期間です。学校では国語の先生から小論文の指導を受けました。過去問を中心に、他大学の問題もいくつか取り組みました。
本番前のエピソードはありますか？
前日に眠れないのは2次試験も共通テストも同じで、もう一年も前からわかっていたというか…、覚悟していました（笑）。寝る環境も（自宅ではなくホテルなので）違うので。一睡もせずに臨みましたが、緊張が持続していたので本番中に眠くなることはありませんでした。結果、合格できたので何よりです。
筆記試験の際のルーティーンがあるそうですが。
試験開始の合図とともにペンを走らせる人も多いと思いますが、私はまず、一呼吸おいて問題用紙全体を見渡します。気持ちを落ち着かせるための自分なりの儀式です。共通テストの際も形式が模試とは異なりましたが、その時も冷静に「なるほど、違うのね。そう来ましたか」と自分を諭してから取りかかりました。
2次試験に臨む受験生へメッセージをお願いします。
受験勉強中は不安なことも多いと思いますが、周りに流されない心を持ってほしいと思います。適度に自分をいたわりつつ、後悔しないよう過ごしてください。
大学入学共通テストの手応えはいかがでしたか？
マークミスをして多少焦りはあったものの、リスニング以外はそれなりに良い手応えでした。これから共通テストを受ける方は、大問ごとにズレがないかチェックすることをおすすめします。
2次試験へ向けた勉強を始めたのは
いつからですか？
本格的に取り組んだのは、共通テストを終えて志望校を決定してからです。基本的には過去問を解いて自分の弱いところを探りつつ、出題傾向に慣れるよう努めました。英語の勉強ではスタディサプリも使いましたが、受験期間に入った頃から見始めて、共通テストの前にはもう見終えていました。
2次試験科目である英語は得意科目ですか？
どちらかというと苦手な科目です。過去問を見たところ、横浜市立大学では経済・経営系の単語が出ていたので、そこを重点的に覚えるようにしました。あとは寝る前の30分から1時間程度、単語帳を見るのを日課にしていました。受験生活に突入してからずっと続けていたので、かなり覚えることができました。
小論文はどのような対策を講じましたか？
正直なところ、大学共通テストの結果が出るまで小論文をやるとは思っていなかったし、日本語なら何とかなるだろう（笑）、と甘く見ていました。高校の先生が用意してくれた対策を頼りに、横浜市立大学だけではなく他大の経済系の学部の過去問も解きました。
実際に勉強した印象はいかがでしたか？
最初のうちは文字数の制約に苦労しましたが、数をこなすうちにコツがつかめてきました。小論文対策ではとくに、カタチに慣れることが大事だと思います。ペースとしては3日に1校ぐらいです。
国際商学部の2次試験のポイントを教えてください。
英語に関しても小論文に関しても、経済・経営分野が題材になることが多いので、それに関連した少し難しい専門的な英単語や知識を蓄えておくと良いと思います。
青島さんにとって受験勉強の敵とは？
やはりスマートフォンです。普段からSNSはそれほど利用していませんでしたが、 YouTubeやゲームは1日2分に制限しました。ただ、高校の自習室や塾など常に周りにともだちがいる状況で勉強していたので、情報交換はできていたと思います。
周りと比べて勉強をしたほうだと思いますか？
「過去問を1教科解いたら10分休憩（笑）」といったサイクルだったので、おそらく少ないほうでしょう。高校時代は陸上部でしたが、新型コロナの影響で部活の引退が遅れたため、部活動と並行して受験生活に入りました。僕にとってはそれが良かったかもしれません。
2次試験に臨む受験生へメッセージをお願いします。
1次試験でアドバンテージを得ることが理想ですが、たとえ共通テストの結果が悪くても十分間に合います。1ヶ月でしっかり気持ちを切り替えて、2次試験へ。張りつめ過ぎず、うまく息抜きしながら乗り切ってください。
大学入学共通テストの手応えはいかがでしたか？
受験生活に入ったのはダンス部を引退した春頃からで、そこから共通テストへ向けて勉強しましたが、試験直後は「終わった…」と思いました。それくらい絶望的でした（笑）。でも落ち込んでいても仕方ないので、すぐに気持ちを2次試験に切り替えました。
2次試験へ向けてはどのように勉強しましたか？
実際の問題に慣れるため、基本的には過去問ベースです。ただ、それだけでは全分野を網羅できないので、やっていないところはその分野の参考書でカバーしました。
苦手科目とその克服方法を教えてください。
化学に関して、私は暗記が苦手だったので覚えるのに一苦労しました。しかし毎日コツコツと化合物を覚えたり、問題を解き続けるうちに、最終的には物理よりも出来るようになっていました（笑）。
愛用した参考書を挙げていただけますか？
数学は『チャート式』（数研出版）。化学は『標準問題精講』（旺文社）、これを使ってる人はあまりいませんでしたが、過去問を集めたような問題集で色々な要素がぎゅっと詰まっています。物理は『重要問題集』（数研出版）を使用、いずれも各分野から1題ずつ解くことを日課にしていました。
宇佐美さんの勉強方法の特徴は？
間違えたところ徹底して復習していくというやり方です。中でも物理は、塾の先生から「参考書や問題集を新しく変えていくよりも、同じものをひたすら解きまくったほうが絶対に伸びる」といわれていたので、それにならいました。苦手な部分を一つずつ無くしていくことで自ずと自信がついてきます。
理学部の2次試験のポイントを教えてください。
最も重要なのは、記述を出来るようにすることで、これは2次試験のすべての科目に共通していえることです。選択肢の問題に慣れてしまうと記述式の時に何を書いたらいいかわからなくなってしまうので（私自身がそうでした）、普段から記述を意識して解くことをおすすめします。
科目別の傾向や対策はありますか？
数学は過去問の傾向として、積分漸化式が必ず出ていると思うので、その分野の色々なパターンを数多く解いておくと良いでしょう。化学は構造決定の問題に慣れておくこと。物理に関しては、力学、電磁気以外の分野は何が出るのか当日までわかりませんが、仮に苦手だとしてもある程度は準備しておいたほうが良いでしょう。
2次試験の手応えはいかがでしたか？
大学共通テストよりは良かったものの、時間がなくて解けなかった問題もあったので、「合格！」という確かな手応えは感じませんでした。
宇佐美さんと同じように苦労する受験生も少なからずいるでしょう。
そんな後輩たちにメッセージをお願いします。
受験勉強中は「ダメだ」と落ち込んだり、「今やっていることは本当に大丈夫かな」と不安になることもあると思いますが、自分が今までやってきたことを信じて取り組んでほしいです。努力は必ず何かに結びつくので、最後まで諦めずに、ただ前を向いて突き進んでください！このキャンパスでお会いできることを楽しみにしています。
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（2022/01/27）