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「大学入学共通テスト」を受験されたみなさん、お疲れ様でした!
今年は本当に不安や気苦労が多かったと思いますが、残るは2次試験のみ。モチベーションを保ちつつ、最後まで走り抜いてください!
今回のヨコ知リは、この時期だからこそ知りたい2次試験対策。昨年度、見事YCUの合格を勝ち取った医学部医学科・看護学科、データサイエンス学部の1年生たちに、それぞれの2次試験対策について詳しく聞きました。


2次試験直前の時期は、どのように勉強していたの?

僕が通う高校には、難関国公立大学志望者が多くいました。自宅で誰にも会わずに勉強するよりは、仲間が頑張る姿に刺激を受けたいと思い、センター試験後も学校に通い、自習室で15時頃まで勉強。下校後は予備校の自習室に移動し、18時まで勉強に取り組みました。

YCUの2次試験の1日目が理科(化学・物理)→ 数学 → 英語という順番であったため、毎日の勉強も同様の流れで行うことを習慣づけ、教科の切り替えがスムーズにできるよう意識しました。2日目の小論文と面接対策は、高校の先生に添削や指導をお願いしました。小論文は、一度取り組んだ「医学研究における不正問題」のテーマが本番でも出てばっちり。運が良かったです!


2次試験の勉強を始めたのはいつから?

本格的に始めたのは、センター試験後です。YCUの医学科は、センター試験1,000点、2次試験1,200点と、他大学の医学科と比較するとセンター試験の比重がかなり高いため、受験対策はセンター重視。「まずはセンターで9割」を目標に定め、「2次試験対策はセンター終了後」と決めていました。



ところがふたを開けてみると、苦手意識が先行して数学の勉強がなかなか進まず...
予備校でYCU医学科の出題傾向を教わり、分野を絞って勉強するのが精一杯。結局、納得いくまで過去問を解き終えることができず、「やり切った!」という実感は全くありませんでした。
志望校はYCU医学科のみで、私立大学は一切受験しませんでした。私大併願の学生と比べると時間に余裕はあったため、今振り返ると、センター試験の前から数学の2次試験対策を少しずつ始めたほうが良かった気がします。


どの科目の勉強に時間を割いていたの?

比較的得意だった化学です。化学は、過去問と『理系大学受験 化学の新演習』(三省堂)の問題を繰り返し解きました。
物理は化学に比べると得意ではなかったのですが、過去問、『名問の森 物理』(河合出版)に加え、高校の物理の先生が作ってくださったプリント集で勉強しました。『名問の森 物理』は、難関大学向けの実践の基礎となる問題が網羅されていて、とても役に立ちました。


センター試験終了後から合格発表までを振り返って、思い出に残っていることは?

本番2日目の朝、京急線が遅延で試験開始時刻に遅れ、かなり焦りましたが、開始時刻が繰り下げられてほっとしました。また、面接の際、僕以外のほとんどの学生が革靴を履いているのに気づいた時も、正直焦りましたね(笑)。でも、「革靴でなかったから落とされるということはない」と言い聞かせ、気にしないようにしました。


受験生へのメッセージをお願いします!

模試などの判定結果に振り回されすぎないように、と言いたいです。僕の場合、センター試験は9割取れましたが、センターリサーチでYCUは「B」判定。9月の『第2回駿台全国模試』はE判定、12月の『第3回駿台全国模試』はD判定でした。そのたびに不安になりましたが、不思議と「自分はYCUに行ける」という直感が心の片隅にあり、初志を貫くことができました。いろいろな情報に振り回され大変な時期ですが、ご自身の心の声を聞くことも大切だと思います。

それから、「受験生は1日12時間勉強が必要」「スマホをさわるのは1日に30分以内」などという俗説をすべて鵜呑みにしないこと(笑)。ときには休息をとる(サボる)ことも大切です。サボった時の罪悪感で、却って勉強が捗ることもよくあります。あとひとふんばり、頑張ってください!




2次試験直前の時期は、どのように勉強していたの?

浪人して予備校に通っていました。YCUの看護学科の2次試験は論文と面接なので、小論文の先生がいる日に合わせて週に3、4回予備校に足を運び、過去問を中心に小論文の添削指導を受けていました。私立大学はセンター利用で受験。センター試験後はYCUの2次試験のみだったため、論文対策に時間を割くことができました。

中・高と陸上部で中長距離走に取り組んでいたこともあり、気分転換を兼ねてジョギングをしていました。毎日夜走りながら1日を振り返ることで、生活のリズムが整いましたね。


論文対策はどのように行ったの?

早い時期からYCUの医学部看護学科を第1志望に決めていたので、2次試験を見据え、予備校通いが始まった春頃から週に1回、小論文の授業を選択して継続的に行ってきました。


本格的に始めたのは、センター試験が終わってからです。5年分の過去問や、出題傾向が高いグラフを読み取る問題などの中から、その日に取り組むテーマを決め、その日のうちに予備校の先生に添削してもらうようにしました。
「医療者の立場を考えて答えなさい」という問題のとき、「もう少し深く考えて書くように」というアドバイスをいただいたので、常に意識するよう心がけました。朝日新聞の特集「患者を生きる」や医療がテーマの本を読んで知識を蓄えたせいか、本番では時間内にしっかり書ききることができ、手応えを感じました。


面接対策はどのように行ったの?

面接は、志望動機の発表とグループ討論と聞いていたのですが、グループ討論の対策をする機会がありませんでした。結果的に練習しないまま当日を迎え、自分の意見を述べられるかとても緊張しました。

しかし、予備校の先生から「社会で話題になっていることに対し、自分がどう思うかを述べることに慣れておけば大丈夫」とアドバイスをいただいたので、ニュースを見ながら家族に自分の考えを話すようにしていました。おかげで、当日は難なく意見を述べることができました!



モチベーションはどのように保ったの?

センター試験は目標としていた8割に達することができましたし、、私大もセンター利用で滑り止めを何校か確保することができたので、一安心。YCUの2次試験は論文と面接しかないので、ふと気づくとゆるみがちになっていることもありました。

姉が2人いるのですが、実は2人ともYCUの看護学科出身なんです。集中力が途切れたときは、姉に、「今どんなことを学んでいるのか」「どんなときに仕事のやりがいを感じるのか」などを聞き、自分がYCU生になったときのことを想像しながら気持ちを高めていました。


受験生へのメッセージをお願いします!

今年は例年以上に不安を抱えている受験生がたくさんいると思います。でも、不安に思っているのはみんな同じ。身構えてしまったり、緊張しすぎてしまうとなかなか力が発揮できません。

私の場合、現役時代は模擬テストも本番も、かなり緊張してしまいました。浪人し、リラックスしながら勉強できたことで、比較的落ち着いて試験に臨むことができたと思います。大学生活を想像したり、受験が終わった後やりたいことを考えたりなど、未来の自分をイメージしながらやる気を保ってください!


2次試験直前の時期は、どのように勉強していたの?

浪人して予備校に通っていました。センター試験終了後も毎日通っていましたが、その時期は講義もほとんどないため、9時から21時くらいまで自習室にこもり、併願していた私立大学の入試対策とYCUの2次試験対策に取り組んでいました。

データサイエンス学部の2次試験は、総合問題と数学。2018年に設立したばかりの学部なので、過去問が2年分しかありませんでした。総合問題は本番の2週間前、数学は1週間前から本格的に勉強を始めました。もともと数学は好きで得意な科目だったので、「1週間程度で大丈夫だろう」という目算を立てました。


数学と総合問題の対策はどのように行ったの?

数学は、塾のテキストと『重要問題集』(数研出版)を使い、何度も演習しました。
総合問題は、まずは過去問を1回解き、僕なりに傾向をつかみました。総合問題の多くは数1Aのデータ分析が基礎になっています。センター試験の数学で出題されたデータ分析の問題を、選択肢を選んで解答するのでなく記述で解答し、答え合わせしながら復習する勉強法を試したところ、非常に効果がありました。

グラフの読み取りなど記述形式の問題は、他大学の理系の学部や経済学部の小論文問題の中から傾向が似ているものを探して解き、記述のテクニックのようなものを身につけました。対策としてはばっちりで、本番ではおそらく満点近く取れたと思います!


私立大学対策との両立、プレッシャーはなかった?

数学の成績が、浪人時代の夏の模擬テストでグンと伸びたんです。現役時代からしっかり勉強してきたのが力になったという実感もあり、自信がつきました。それが他の教科にも良い影響を及ぼし、幸い追い詰められるようなことはありませんでした。

ちなみに、私立大学の第1志望は不合格でしたが、それ以外の大学はすべて合格しました。「残るはYCUの2次試験だけど、試験科目は得意な数学だからきっと大丈夫。あとはやるだけ!」というポジティブな気持ちで2次試験に臨むことができました。

不安な気持ちはほとんどなかった?

もちろんありましたよ(笑)。センター試験の目標は85%だったのですが、自己採点では8割くらいだったため、その分を2次試験で取り戻さなければというプレッシャーを感じていました。なので、当日自信をもって挑むことに重きを置きました。

これまで解いてきて間違えた分野の問題の解き直しを何回も行い、本番の3日前くらいから、当日と同じ11時に過去問を解き始めてイメージトレーニング。当日に眠くなったり体調が悪くならないよう心がけ、不安要素をできる限り取り除くことに力を注ぎました。


受験生へのメッセージをお願いします!

勉強はもちろん大切ですが、体調管理も同じくらい大切です。僕の場合は6時間睡眠でしたが、睡眠時間をしっかり確保し頭をすっきり働かせましょう。手洗いやうがいもまめに行い、万全な状態で試験に臨んでください。

データサイエンス学部では、数学基礎に加えて後期から企業の方によるセミナーも始まり、興味深い講義をたくさん聞くことができます。ぜひ一緒に学びましょう!



2次試験直前の時期は、どのように勉強していたの?

通っていた高校は進学指導も熱心で、朝補習や志望大学別の過去問演習などの授業がありました。毎日学校に通って2次試験対策のための授業を受け、下校後は塾の自習室を借り、主に過去問演習を行っていました。現役生は、授業から学ぶことが多いと思うので、毎回の授業にどれだけ集中できるかを意識することが大切だと思います。

実は2次試験の第1志望は他大学で、その試験科目は、数学、日本史、国語、英語と科目が多かったため、11月の下旬から志望校に絞った過去問演習を始めていました。


2次試験の前期は、他大学を受験したの?

そうです。第1志望の大学が他にありました。その大学のセンター試験の目標は9割。しかし自己採点の結果は85%でした。もともと「文理融合」の大学に行きたいと思っていて、コンピュータなど情報学にも興味があったため、YCUのデータサイエンス学部は志望分野のひとつでした。

センターのリサーチ結果をみて、2次試験の前期は第1志望の大学、後期はYCUのデータサイエンス学部を受験しようと決めました。第1志望の前期は残念ながら不合格であったため、YCUの後期に望みを託しました。


データサイエンス学部の2次試験後期の試験科目は?

面接のみだったので、前もって特別に取り組んでいたということはなく、これまで積み上げてきた基礎学力を信じ、しっかり受け答えできるよう意識していました。具体的な対策としては試験日の2週間くらい前から、面接で聞かれると思われる質問を紙に書き出し、高校の先生に「この内容で質問してください」とお願いし、本番を想定して練習しました。

高校時代に地学部に所属していて、季節風の1日の変化をベクトル化する研究を行ったのですが、それがすごく楽しくて。県の研究発表会でも準優勝したのですが、本番で高校の時の課外活動について聞かれ、このことを答えました。志望動機などもしっかり答えることができたので、手応えは感じていました。

受験期の不安や悩み、どのように乗り越えたの?

進学校だったこともあり、同じ志望校の友達は私より5年分多く過去問を解いている、隣の席の子は休み時間を削って勉強している、など周りと自分を比較して焦ってしまったこともありました。思い返すと、高3の1年間ずっと、心が病んでいたような気がします(笑)。

そんな中で立ち直れたのは、友達や両親からの励ましです。一番仲が良かった友達は推薦が決まっていたのですが、私の頑張りを近くでずっと見ていてくれた上で「これだけやっているのだから大丈夫」と言葉をかけてくれました。両親からは、バレンタインデーに“励ましチョコ”をもらいました(笑)。とても心強かったです。


受験生へのメッセージをお願いします!

周りと比べてできていないところを探すのではなく、過去の模試の結果などを見返し、「自分はここまでやってきた!」と、自信を取り戻しましょう。この時期だからこそ、ネガティブになり過ぎないことが大切だと思います。

残された時間は少なく、不安も多い日々だと思いますが、今、同じ環境で頑張っている仲間がたくさんいます。仲間と支え合いながら、自分が納得いくような受験を迎えられることを心から願っています!


新型コロナウイルス感染症流行の真っ只中ですが、ひた向きに頑張る受験生たちを応援しています! あともうひとふんばり! 体調にはくれぐれも気を付けて頑張ってください!

次回のPart2では、国際教養学部、国際商学部、理学部の1年生たちへのインタビューを掲載!


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(2021/1/22)

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