

実習や海外留学で患者さんとの関わり方を学べた
YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?

看護師を志したきっかけは、高校時代の産婦人科での看護体験でした。帝王切開の見学や胎盤の測定、新生児の世話など、さまざまな経験を通じて、助産師の役割に深い感銘を受けました。特に、助産師が新生児や母体に対して提供する手厚いサポートに触れ、患者さんに寄り添うことができる助産師という職業に強く惹かれるようになりました。また、近年増加する在日外国人に対し、異なる文化背景を持つ患者さんや妊婦さんに寄り添える医療従事者が求められていると感じ、海外プログラムが充実しているなど、グローバルな学びに力を入れているYCUに魅力を感じて入学を決意しました。
現在、学んでいることについて教えてください!
2年次になると、専門的な科目が増え、各領域についてより深く学んでいきます。特に印象的だったのは、「小児看護学演習」です。事例を使ってグループでアセスメント(患者さんの情報収集や分析)や看護計画の立案を行い、子どもの権利や意思を尊重する看護を行うための倫理面や、子どもの入院生活の安全面についても考えました。子どもへの看護は、治療や入院を主体的に受けてもらうためのコミュニケーションが重要であり、遊びや治療への声かけのような成人の患者さんとは違った関わり方が必要なことなど、新しい学びがとても魅力的でした。
また、2年次の夏休みには、フィリピンフィールドワークに参加し、フィリピンにおける母子保健の現状について見学しました。
課外活動で打ち込んでいることはありますか?
部活は女子バレーボール部で、週2回活動しています。先輩・後輩と交流が生まれて楽しいです。また、「いのちの授業」という看護学科の学生ボランティアサークルで、
小学校に出向き、命の誕生から胎児の成長の過程や妊婦体験、おむつ交換体験、心拍の聴取体験などを行う授業を通して、命の大切さについて教えています。授業後、「育ててくれた親に感謝しようと思いました」と小学生からコメントをもらった際には、やりがいと共に小学生の理解度の高さに驚きを感じました。相手の理解度に応じて分かりやすいように指導を行うことは看護において重要な能力です。この活動を通じて、自分自身も幅広く成長できているように感じています。
YCUでの学びを今後、どのように役立てていきたいですか?
2年次までの学びで得たことは、患者さんとの関わりにおいては個別性を重視すべきだということです。2年次の前期の実習では、1人の患者さんを受け持ち、看護計画を立てました。患者さんのこだわりや生活習慣、入院前の生活環境など、それぞれ背景が異なる人が集まるなかで患者さんが自分らしく入院生活を送るためには、コミュニケーションを通じてその人を理解し、個別性に合わせた関わり方や看護の提供が必要だと学びました。これはフィリピンでのフィールドワークでも痛感したことです。生活環境や習慣、宗教などさまざまな要素がその人のアイデンティティを形成していることを実感し、理解と尊重の姿勢を欠かさず関わることが必要です。この学びを今後も忘れずに、患者さんの立場に立った看護を提供できる医療従事者として働いていきたいです。助産師を目指しているので、資格を取るために大学院への進学も考えています。
受験生へのメッセージをお願いします!
YCUの医学部看護学科は、福浦キャンパスに隣接している大学附属病院の医師や看護師の方々が来て講義をしたり、演習を手伝ったりしてくださるので、臨床現場で役立つ実践的な知識を得られます。さらに、グループワークや海外プログラム、ボランティア活動など、夢に向かって取り組める充実した環境が整っています。学業面以外でも、同じ夢を持つ仲間たちとの交流や、部活動の先輩後輩との関わりが、大学生活をより豊かにしてくれるはずです。きっと想像以上に楽しい大学生活です。皆さんが笑顔で入学できるよう応援しています! YCUでお会いしましょう。

