

女性の生涯に寄り添える医師を目指す
YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?

思春期、周産期、更年期といったライフステージごとに女性が抱えるさまざまな症状を支えたいという思いから、産婦人科医を志しました。もともと社会学の面から、女性の人生をサポートしたいという思いが強かったのですが、やはり身体の重要性を感じ、医学の道を選びました。また、英語が得意で、地元が外国人の方が多い環境だったことも影響し、日本で言葉の壁で困っている方を助けたいという思いもありました。
YCUの医学部を志望した理由は、横浜という国際的な環境で、英語での医学教育に力を入れている点に魅力を感じたからです。入学後は、実際に海外経験を持つ同期や、留学経験のある先輩方、そして先生方から多くの刺激を受けることができています。
現在、学んでいることについて教えてください!
2年次に学んだ基礎医学を土台に、3・4年次では主に外科学、救急医学、循環器内科学、呼吸器内科学などの臨床医学を学びます。また、3年次の1学期には公衆衛生学を履修しました。臨床医学では個々の患者さんの症状や治療法を学ぶのに対し、公衆衛生学では社会全体の健康維持を目的とした疾病の予防法や法律、環境の整備について学びました。公衆衛生学に関する英語論文を用いた政策立案の実習が、実践的で面白かったです。4年次の1学期には、学生がそれぞれの興味のある分野でリサーチクラークシップという研究活動に取り組みます。ここでは、分子生物学の分野を研究したいと考えています。RNAという、遺伝やタンパク質の合成に関わる物質について、それがどのように効果を発揮するのかに興味があります。
課外活動で打ち込んでいることはありますか?
「one by ONE」という本学の学生によるボランティア団体に所属して、普段は週1回、入院中の小学生から高校生の子どもたちにオンラインで勉強を教えています。また、年に4回ほど似顔絵づくりやクリスマスツリーづくりなどのイベントを開催し、主にゼロ歳児から小学生の子どもたちに楽しんでもらっています。このような活動が、子どもたちと接する貴重な機会となっています。
入院中というデリケートな状況の子どもに関わることは、非常に意味のあることです。自分は産婦人科を希望しているので、将来、妊婦さんや赤ちゃん、またそのきょうだいと接する際、この経験が役立つのではないかと思っています。
YCUでの学びを今後、どのように役立てていきたいですか?
4年次までに学んだ基礎医学や臨床医学を土台に、5・6年次の病棟での臨床実習に参加できることを楽しみにしています。実際の現場で患者さんと向き合いながら、これまでの学びをさらに深めていきたいです。卒業後は、女性のライフステージに寄り添える産婦人科医を目指しています。出産、子育て、女性特有の病気など、世代ごとに異なる悩みに対して、心身のケアを行い、不安を和らげることのできるようになりたいです。そのために、YCUでの充実した教育環境を最大限に活用し、医学的知識と臨床技術を身につけていきたいと考えています。
受験生へのメッセージをお願いします!
YCUは少人数制で、先生方からのきめ細やかな指導が受けられます。また、1年次に他学部の学生と一緒に授業を受ける機会があり、医学部以外の学生との交流を通じて医療分野だけでなく、幅広い視野を養うことができます。海外で学ぶプロジェクトも充実しているし、大きな附属病院があるので、いろいろな症例に触れられる素晴らしい環境です。
YCUを目指す皆さんを、心から応援しています!

