MRIクラウドファンディングにかける想い
担当医からのメッセージ(整形外科/リウマチ膠原病センター)

「歩く」「立つ」「走る」「手を動かす」といった何気ない日常の動作は、健康な関節や筋肉、神経によって支えられています。しかし、半月板損傷や靱帯損傷、椎間板ヘルニアなどの整形外科疾患や、関節リウマチをはじめとするリウマチ・膠原病は、痛みや運動機能の低下を引き起こし、仕事や学業、スポーツ、日常生活に大きな影響を及ぼします。これらの病気では、できるだけ早く正確に診断し、適切な治療を開始することが、機能の回復や将来の障害を防ぐために極めて重要です。
横浜市立大学附属市民総合医療センターでは、整形外科,リウマチ膠原病センター整形外科が連携し、外傷やスポーツ障害から変形性関節症、自己免疫疾患まで幅広い運動器疾患に対して高度な専門医療を提供しています。一人ひとりの患者さんに最適な治療を行うためには、病変を正確に評価できる最先端の画像診断機器が欠かせません。
今回導入を目指す最新の3.0テスラMRIは、半月板や靱帯、軟骨、椎間板、神経、筋肉,関節唇などを従来よりも高精細に描出し、ごくわずかな損傷や炎症まで詳しく評価することができます。半月板損傷やスポーツ外傷では、損傷の程度を正確に把握し、手術や保存療法の適切な選択につながります。椎間板ヘルニアでは神経の圧迫や周囲の状態を詳細に評価し、より適切な治療方針の決定に役立ちます。また、関節リウマチや膠原病では、初期の炎症や関節の変化を早期に捉えることで、関節破壊が進行する前に治療を開始し、患者さんの生活の質を守ることが期待されます。
さらに、この最新MRIは日常診療だけでなく、スポーツ医学や運動器疾患、リウマチ・膠原病に関する新しい診断・治療法の研究、そして未来の医療を担う医師・医療従事者の育成にも活用されます。一台のMRIが、患者さん一人ひとりの「動ける喜び」を支えるだけでなく、地域医療の発展と次世代医療の創造につながります。
皆さまからいただくご寄付は、横浜市立大学附属市民総合医療センターが、地域の皆さまに最先端の整形外科・リウマチ医療を提供し続けるための大きな支えとなります。痛みなく動ける毎日を一人でも多くの方へ届けるため、そして未来の医療をさらに発展させるために、温かいご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。