MRIクラウドファンディングにかける想い
担当医からのメッセージ(小児総合医療センター)

子どもたちの健やかな成長は、ご家族だけでなく地域全体の願いです。しかし、てんかんや急性脳炎・脳症などの脳や脊髄の病気、発達や運動に関わる神経の病気などは、乳幼児期から学童期までの成長や将来に大きな影響を及ぼすことがあります。こうした病気では、できるだけ早く正確な診断を行い、最適な治療につなげることが、子どもたちの未来を守るために何より重要です。
横浜市立大学附属市民総合医療センターは、小児総合医療センターを中心に、神奈川県の小児高度専門医療を支える重要な役割を担っています。小さな命を守るためには、小児総合医療センター(小児科)のほか、脳神経外科、麻酔科、放射線診断科など多くの専門診療科が連携し、最善の医療を提供できる環境が欠かせません。
今回導入を目指す最新の3.0テスラMRIは、脳や脊髄などの複雑な構造を高精細に描出し、病気の状態をより詳しく評価することができます。たとえば、てんかんでは発作の原因となる脳のわずかな異常を見つける手がかりとなり、急性脳炎・脳症や白質疾患、脳血管障害、脳形成異常などでは、病変の広がりや性質をより正確に把握できることが期待されます。さらに、繰り返し検査が必要となる子どもたちにとって、放射線被ばくのないMRIは、成長期の体にやさしい検査であることも大きな特長です。
この最新MRIは、日々の診療だけでなく、小児医療の新しい診断・治療法の研究、そして未来の小児医療を担う医師・医療従事者の育成にも活用されます。一台のMRIが、今まさに治療を必要としている子どもたちの命と未来を支えるだけでなく、次の世代の医療を発展させる大きな力になります。
皆さまからいただくご寄付は、横浜市立大学附属市民総合医療センターが、地域の子どもたちに最先端の医療を届け続けるための大きな支えとなります。子どもたちが安心して成長し、未来へ希望をつないでいける社会を実現するために、温かいご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。