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医療の質・安全管理部

基本方針

医療の質・安全管理部は、院内の「医療安全の推進」とチーム活動の支援等による「医療の質向上」を目指して活動しています。

部門の概要

当部門は平成12年4月に安全管理室として設置され、令和元年より医療の質・安全管理部に改称されています。スタッフは、統括安全管理者(副病院長・医師)、安全管理指導者(医師)、医療安全管理者(看護師、薬剤師)、安全管理担当(診療放射線技師、事務)から構成されています。

実績

院内での活動・取り組み

1.インシデント・アクシデント事例の収集とその活用

当院では、インシデント管理システム(オンライン)を用いて事例を収集する体制としています。当部では、報告されたすべての事例を確認し、週3回開催しているインシデントカンファレンスにおいて、多職種協議も行っています。
またぞれぞれの事例は、各部門・部署のリスクマネジャー(全81名、2023年度)にも共有され、事例の内容に応じて。適宜連携して調査・分析を行うことで、再発防止策の検討、病院全体での患者安全の向上につなげています。

インシデントカンファレンスの様子

2.各種会議の開催・運営の支援

当院では、安全管理対策の検討・推進を目的に「安全管理対策委員会」を開催しています(年12回)。またその方針に基づき、医療安全上の検討や周知を広く行う目的で、「リスクマネジャー会議」を開催しています(年11回)。同会議では、病院のさまざまな課題について、現場のリスクマネジャーが検討を行う「グループワーク」を開催し、改善活動につなげています。

(参考)グループワークのテーマ(2023年度)

  • 患者基本画面の運用(多職種で共有し、適正に活用できる体制の検討)
  • 引き算できる業務を見つける
  • 患者情報を多職種で共有し、運用につなげる
  • 院内ハザードマップ(患者動線を考慮した、危険箇所の洗い出し・サイン改修)
  • 部署間での電話での患者確認方法
  • 術前休薬管理体制の適正化

3.院内ラウンド

当部メンバーによるラウンド(週1回)とリスクマネジャーによるラウンド(年1回)を実施しています。医療安全上のチェック事項のほか、部署で強化・工夫している取り組み、現場の困りごとなども聴取し、環境の改善につなげる活動の一端としています。

4.医療安全ニュース(SAFETY EYES)の作成・発信

インシデント報告からの教訓や、医療安全上特に注意が必要な内容を「SAFETY EYES」として、全職員向けに毎月発行しています。内容に応じて、各部門やチームと連携し、連名での発行を行い、周知につなげています。

5.教育・研修活動

教職員に向け、医療安全に関する研修会等を定期的に開催しています。
なお、e-learningによる研修を基本とし、年3回、院内外から講師を招き、講演会も開催しています。

①医療安全講演会(テーマ)
年度 テーマ
2021 〈第1回〉Never Events~起きてはならないこと~誤認防止を考える
〈第2回〉Patient Journeyに寄り添ったPerson-centered careを目指して
2022 〈第1回〉組織で取り組む医療安全 ~チームの力を活かす~
〈第2回〉マニュアル再考
〈第3回〉次世代の高齢者医療
2023 〈第1回〉医療安全の推進に向けた薬剤部・薬剤師の取り組み
〈第2回〉病院全体で取り組む 安全な業務改善、タスクシフト/シェア
②E-learning(2023年度、テーマ)
年度 テーマ
2023
 
医療安全基本の5問
死亡時の対応について
患者確認 ~同定と照合、患者参加~
転倒転落予防に向けて
中心静脈カテーテル挿入・留置に関する安全管理
Rapid Response System(RRS)について知る
Rapid Response System(RRS)からの心肺蘇生法
 

③チームSTEPPS研修会
チーム活動の推進に向け、2015年よりチームSTEPPS研修会も開催しています。基本は集合型の研修ですが、コロナ禍においてもオンラインで継続可能な体制を構築しました。

6 チーム活動、ワーキンググループ

  • RST(レスピラトリーサポートチーム)
  • RRT(ラピッドレスポンスチーム)
  • リエゾンチーム
  • 中心静脈カテーテル挿入・留置プロジェクト

その他、以下の取り組みやワーキングにも取り組んでいます。
  • 転倒・転落予防プロジェクト
  • 周術期肺血栓・塞栓予防対策プロジェクト
  • 鎮静プロジェクト

7. QI(Quality Indicator)を用いた質改善活動

医療安全に資するQIを定め、継続的な質改善につなげています。インシデント報告数、入院患者の転倒転落発生率などの定型的な項目のほか、課題と思われる項目(2023年度:10項目)を選定し、改善活動に活かしています。

患者さん・市民への情報発信

1.患者さんと医療者のパートナーシップ(協働)で安全を創る[動画]

安心・安全に外来受診・入院生活を送るためには、各場面で患者さんの協力が不可欠です。「患者さんと医療者のパートナーシップ(協働)」を推進するためのポイントを動画にまとめ、公開しています。

  • ①転ばぬ先の6つの知恵~入院生活で転ばないために~

  • ②薬を安全に使うための3つの秘訣

  • ③なぜそこまでするの?! 本人確認 たった1つの理由

2.世界患者安全の日イベント

『世界患者安全の日』は、患者安全を促進すべく、WHO(世界保健機関)加盟国による世界的な連携と行動に向けた活動をすることを目的に2019年に制定され、毎年9月17日と定められています。当院では、毎年のテーマに合わせ、イベントの開催・情報発信を行っています。

3.安全な医療を受けるために

採血や経鼻胃管挿入など、検査・治療のために必要な医療行為についての説明文を掲載しています。

医療安全管理指針