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炎症性腸疾患(IBD)センター

炎症性腸疾患(IBD)センター
部長  木村 英明

炎症性腸疾患(IBD)センター
担当部長  国崎 玲子

診療の特徴・特色

 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎,クローン病:Infl ammatory BowelDisease(IBD))とは、腸の粘膜に炎症や潰瘍を生じる原因不明の慢性疾患です。当院では以前よりIBD診療に力を注いできましたが、最近はとくに都市部を中心に国内で患者数が増加し、2000年以降当院で加療を受けた炎症性腸疾患の患者さんの数は2,000名近くに上ります。このような現状を受けて、当院では2007年6月より、まだ国内では数の少ないIBD専門診療施設として、新たに炎症性腸疾患(IBD)センターを開設いたしました。
 当科の特徴は、内科・外科医がひとつのチームとなって、成人から小児(おもに高学年)、難治・重症の患者さんも含めて、幅広い対象の炎症性腸疾患診療に対応しています。さらに病棟・外来看護士や専任薬剤師、栄養士、検査技師など、医療関係者が密に連携して患者さんのQOL向上のために協力して診療にあたっています。また、大学附属施設として病気のより良い治療や根治を目指す研究を行い、病気の診療にあたる医師・コメデイカルを増やすために卒前・卒後教育を担っています。

炎症性腸疾患(IBD)の診療についての詳細は「炎症性腸疾患(IBD)センターホームページ」をご覧ください。

主な対象疾患及び治療実績

対象疾患

 潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病

内科治療

 IBDの活動期には、少しでも早く確実に、また安全に炎症を治める治療を行っています。病気がなかなか寛解期(病気が落ち着いた状態)に入らない場合(=「難治」)や、ステロイドが中止できない(=「ステロイド依存」)場合は、ゆっくりではあっても確実に、病気を寛解導入しステロイドを止める工夫をしています。すなわち、潰瘍性大腸炎では白血球除去療法(GMA・LCAP)や、効果の高い各種免疫調節剤(イムラン・タクロリムスなど)、抗TNFα抗体(レミケード)などの免疫調整剤、クローン病では栄養療法や、白血球除去療法(GMA)、免疫調整剤、抗TNFα抗体(レミケード、ヒュミラ)などを病状に応じて組み合わせ、ステロイドの離脱を図ります。治療法の選択については医学的必要性は勿論ですが、学生や社会人などの若い患者さんが多いため、患者さん一人一人のQOLやニーズに併せて治療法や剤形を選ぶなどの工夫を行っています。また、各種漢方薬を用いた対症療法などもあわせて行っています。
 一方、大量出血や強い炎症を伴うような重症再燃では、潰瘍性大腸炎ではサイクロスポリン療法、クローン病では抗TNFα抗体(レミケード、ヒュミラ)などの抗免疫治療を積極的に行っています。当センターの最大の特徴は、一般には手術を考慮しなくてはならないような重篤な再燃であっても、内科・外科医が同一部門で診療にあたることにより、積極的に内科治療を行うことが可能なことです。

外科治療

 当科におけるIBD手術件数は年間80~100件となっています。当センターの特徴として、潰瘍性大腸炎では、肛門機能温存と根治性のバランスを考慮した回腸嚢肛門管吻合術、一時的人工肛門を作成しない1期的手術の適応拡大、クローン病では個々の病態に対する適切な術式(切除範囲、吻合法)の選択、腸管温存の工夫(狭窄形成術)、複雑痔瘻に対する、肛門機能を温存するseton(シートン)法などをおこなっています。

小児IBD、IBD合併妊娠

 小児のIBDを診られる施設はまだ多いとはいえませんが、当科では小児科と協力して小児(主に高学年以上)のIBD診療にもあたっています。
 IBD合併妊娠は国内でも経験が豊富で、総合周産期母子医療センターの協力のもと、2000年以降、当科通院中のIBD患者さん100名以上がほぼ問題なく無事に出産しており、良好な成績をあげています。

専門外来

 炎症性腸疾患(内科・外科)

紹介予約の方法(初診予約)

お申込みいただける方
内科 医療機関からの予約または患者さん・ご家族からの予約
外科 医療機関からの予約
初診受付日
内科 月・水・木・金 紹介予約制
外科 火 紹介予約制

紹介予約制外来となっておりますので、必ず紹介状をご準備いただき、ご予約をお取りください。

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