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血液内科

診療の特徴・特色

 白血病をはじめとする造血器腫瘍(血液のがん)を主に、造血幹細胞移植(同種骨髄移植・自家末梢血幹細胞移植等)を中心とした集学的治療を行っています。県内の横浜市立大学附属病院のリウマチ血液感染症内科、神奈川県立がんセンターの血液内科・腫瘍内科などとの提携のみならず、全国の多くの大学病院やがんセンターと連携し、最先端の医療を担っています。
 また、医師・病棟看護師・薬剤師・検査技師など各部署スタッフとのカンファランスにより、患者さんを中心としたチーム医療を実践し、患者さんと家族の方が安心して治療に参加できるよう、きめ細かな心くばり、開かれた医療サービスを提供しています。
 移植治療を行う専用の病室として、中央無菌室(4床)、および準無菌室20床(個室4床、4床部屋4部屋)を完備しています。
 当院は日本血液学会認定研修病院、日本骨髄バンク認定移植・採取病院、日本臍帯血バンクネットワーク認定病院、臨床腫瘍学会認定研修施設です。

主な対象疾患及び治療実績

 当科の昨年度の月間外来患者数は約1,000名であり、一日平均51名前後の外来患者数でした。 また外来に化学療法室における化学療法は月平均で約45名でした。入院患者数は延べ12,682名、一日平均で34.7名と、ほぼ例年と同様であります。入院患者さんは白血病および悪性リンパ腫の方が80%を占めており、他には多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病の方などが入院しています。

白血病

 急性・慢性白血病はJapan Adult LeukemiaStudy Group-JALSG-という、白血病を専門的に治療している全国約200施設前後の大学病院やがんセンター、地域基幹病院などが所属する組織において、共通の方法で治療を行うとともに、最新の治療法の開発にも積極的に参加しております。
 当院における65歳未満の急性白血病の完全寛解率は82.5%で、5年生存率は58.4%です。急性白血病に対する多剤併用化学療法や、慢性骨髄性白血病に対するグリベックなど、科学的な根拠(エビデンス)に基づいた治療法を提示し、個々の患者さんにとって最良の治療を実施しています。当科の症例数は全国でも有数の施設であり、また新規開発中の抗白血病薬に対する治験も行っております。

悪性リンパ腫

 リンパ腫病理専門医と緊密な連携を取り、迅速かつ的確な診断のもとに治療を行っています。ホジキンリンパ腫ではABVD療法を主体とした治療法を、非ホジキンリンパ腫にはR-CHOP療法を中心としていますが、組織型によっては標準的治療の他に多施設臨床研究にも参加し、先進的な治療を行なっています。また病気の悪性度や進行度を考慮して自家末梢血幹細胞移植も行っており、5年生存率は70%以上が得られています。

多発性骨髄腫

 多発性骨髄腫は、65歳以下の方は原則としてデキサメサゾンおよびボルテゾミブ療法により、腫瘍量を減らした状態で、自家末梢血幹細胞移植の施行を基本としています。66歳以上の方にはボルテゾミブを基本としたVRD lite療法を行い、外来治療としております。

造血細胞移植療法

 同種移植は白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、再生不良性貧血で他の治療法では治癒が望めない、あるいは可能性が低い患者さんに対して行っています。また以前であれば同種移植が困難であった50歳以上の方々や、合併症を有する患者さんに対するミニ移植、成人に対する臍帯血移植も、その適応を検討し治癒の可能性が望めるのであれば積極的に行っております。これら移植の適応については各症例ごとに年齢、全身状態、疾患の病期および予後等について、スタッフ全体で検討し決定しております。2000年の開院から2019年度末までに、同種移植が302件、自家移植が135件の合計437件の移植が行われました。

専門外来

 専門外来は、特に設けておりませんが、セカンドオピニオンは主に藤澤が担当しております。

紹介していただく時の留意事項

 紹介状の持参をお願い致します。できれば現在および過去の血液検査データをお持ちいただきますと、その後の診療をスムーズに行うことができます。緊急時・検査データが極めて異常値の場合には、緊急入院が必要な場合もありますので、あらかじめ紹介元の先生より前医より電話連絡を頂けると適切に対応することができます。
 ご理解・ご協力のほどお願い致します。

その他

病診連携勉強会

 ・症例カンファランス 毎週水曜日午後4時半~
 ・病理カンファランス 毎週月曜日午後5時~
 ・血液内科英文抄読会 毎週水曜日午前8時~

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