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学生が新たに見出す金沢区の魅力

2025.09.09
  • TOPICS
  • 地域
  • 国際教養学部

— 社会学入門の授業から生まれた地域協働プロジェクト —

国際教養学部「社会学入門a」の授業(角田隆一准教授 )で、地域を舞台にした新たな取り組みが実施されました。学生たちが金沢区のまちを実際に歩き、写真を通じて「隠れた魅力」を発見。その成果が、金沢区公式Instagramを活用したキャンペーンで発信されることとなりました。

授業と地域がつながる学び
本企画では、学生たちが金沢区内の様々な場所を訪れ、日常では見過ごしがちな風景などに目を向けました。この取り組みは、金沢区役所職員と本学教員による意見交換の場「金沢区研究会*1」をきっかけに生まれ、授業での学びを地域社会へ還元する場として企画されました。学生の視点で撮影された写真は、金沢区の公式Instagramに掲載され、広く市民の皆さまに紹介されています。

学生が撮影した12枚の投稿写真

「青」
「自然と身近な金沢区」
「整然とした都市が見落とすもの」
「一点透視図法のまち」
「窓枠の中の時間 — 伝統と現代が交差する風景」
「抜け道」
「見えない壁」
「道 or どこまでも、道」
「海」を集めて
「何処へ続くトビラ……?」
「レトロな雰囲気の街中」
「いつもの道」
写真で地域活性化を
写真をきっかけに多くの人が金沢区の魅力を再発見し、地域への関心を深めてもらうことを目的に、金沢区公式Instagramに公表された対象写真に「いいね」をすると抽選で賞品が当たるキャンペーンが開催されました。学生にとっても、自分たちの発見が社会とつながり、地域活性化に寄与する喜びを実感できる貴重な機会となりました。

金沢区Instagram公式アカウント
https://www.instagram.com/kanazawa_yokohama_official/
キャンペーン期間 令和7年8月1日(金)9:00~9月1日(月)9:00
※キャンペーンは終了しました。
角田隆一准教授 コメント
自宅・駅・大学の往復ばかりで、キャンパスタウンに関心が向かず、その魅力をほとんど知らないまま卒業してしまうのは少しもったいない……。自戒の念も込めたこういった問題意識からこのプロジェクトが始まりました。社会学の「脱常識」的発想を活かしながら、一般的な観光イメージでもいわゆる映え写真でもない、“オルタナティブ”な金沢八景イメージ作品を制作しています。これを通じて、大学生等身大の目線からキャンパスタウンとしての金沢八景の再発見・再構築に挑戦しています。
ぜひ金沢区のInstagramにアクセスして、写真とテキスト(説明や講評など)を合わせて作品をお楽しみ下さい。
用語説明
*1金沢区研究会
金沢区研究会は金沢区内を対象に研究活動を行う横浜市立大学の教員と金沢区職員とで情報共有・交流・連携するためのコミュニティです。研究者と区職員が直接対話を重ね、地域課題にともに向き合い、その解決を目指しています。
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SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOAL

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  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう