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若い世代のHPVワクチン接種率向上へ
キャッチアップ動画の介入効果を検証

2025.08.28
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若い世代のHPVワクチン接種率向上へ

キャッチアップ動画の介入効果を検証

 横浜市立大学医学部産婦人科学の 宮城悦子教授、吉岡俊輝医師(大学院生)、公衆衛生学の後藤温教授らの研究グループは、 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを未接種の18~26歳女性に対して、同世代の女性が友人との会話を通じてキャッチアップ接種を薦める約1分間の動画視聴が接種率に及ぼす効果を検証するランダム化比較試験を実施しました。その結果、動画視聴の有無により明確な接種率の違いは認められず、動画視聴の有効性は示されませんでした。本研究成果は、同世代の女性による接種勧奨を行うショート動画の視聴のみでは、キャッチアップ接種を促すには十分ではないことを示唆しており、国や自治体等が若年女性に対する効果的な接種推進策を設計する際に役立つことが期待されます。
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