国際商学部 杜 雪菲先生が日本経済会計学会の若手奨励論文賞(2024年度)を受賞!
2025.07.04
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日本企業の決算情報に対する株式投資家のニーズを、大規模データから初めて解明
国際商学部 杜 雪菲先生が、日本経済会計学会において、論文「企業の不確実性と投資家の情報処理の関係に関する実証研究」(現代ディスクロージャー研究第20号)について若手奨励論文賞(2024年度)を受賞しました。
若手奨励論文賞は、若手研究者の奨励を目的として、直近1年以内に刊行された『現代ディスクロージャー研究』、Accounting Letters又は『経営分析研究』に掲載された著作のうち、前年度末に40歳を超えない会員の優秀な学術論文に対して、授与されるものです。
若手奨励論文賞は、若手研究者の奨励を目的として、直近1年以内に刊行された『現代ディスクロージャー研究』、Accounting Letters又は『経営分析研究』に掲載された著作のうち、前年度末に40歳を超えない会員の優秀な学術論文に対して、授与されるものです。

杜先生にコメントをいただきました。
「貯蓄から投資へ」の流れが進む中で、企業の決算情報は、投資判断の参考情報として重要性が一層高まっています。決算情報のあるべき姿は、会計・ファイナンス分野において長年にわたり重要な研究テーマですが、投資家が「いつ、どの程度」決算情報を必要としているのかについては、まだ十分に解明されてきませんでした。
研究が進まなかった理由の一つに、企業の決算情報に対する投資家のニーズを示す客観的なデータを得ることが難しかったことが挙げられます。そこで私は、インターネット検索に関する大規模データを用い、投資家の決算情報ニーズを数値化しました。企業の特徴や投資家の性質と関連づけて分析することで、投資家の決算情報ニーズの決定要因を明らかにしています。これらの研究成果が、制度の改善や金融市場の効率化に役立つことを期待しています。
今回の研究は、一連の研究の第一歩となる成果です。このような栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思うとともに、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。今後も、新たな問題発見とイノベーションに挑戦し、学術界と社会の両方に波及効果をもたらす研究成果の発信を目指してまいります。
「貯蓄から投資へ」の流れが進む中で、企業の決算情報は、投資判断の参考情報として重要性が一層高まっています。決算情報のあるべき姿は、会計・ファイナンス分野において長年にわたり重要な研究テーマですが、投資家が「いつ、どの程度」決算情報を必要としているのかについては、まだ十分に解明されてきませんでした。
研究が進まなかった理由の一つに、企業の決算情報に対する投資家のニーズを示す客観的なデータを得ることが難しかったことが挙げられます。そこで私は、インターネット検索に関する大規模データを用い、投資家の決算情報ニーズを数値化しました。企業の特徴や投資家の性質と関連づけて分析することで、投資家の決算情報ニーズの決定要因を明らかにしています。これらの研究成果が、制度の改善や金融市場の効率化に役立つことを期待しています。
今回の研究は、一連の研究の第一歩となる成果です。このような栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思うとともに、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。今後も、新たな問題発見とイノベーションに挑戦し、学術界と社会の両方に波及効果をもたらす研究成果の発信を目指してまいります。