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生命ナノシステム科学研究科の小島伸彦教授が日本動物実験代替法学会 第9回 日化協LRI賞を受賞!

2025.01.20
  • TOPICS
  • 研究
横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科の小島伸彦教授が、日本動物実験代替法学会 第9回 日化協LRI※賞を受賞しました。この賞は、一般社団法人日本化学工業協会(日化協、会長:岩田圭一)が、研究者奨励および育成の一環として、“化学物質が人の健康や環境に与える影響”に関する優れた業績をあげた研究者を表彰するため、日本動物実験代替法学会(理事長:板垣宏)内に設立した賞です。受賞者は2024年10月10日に決定し、授賞式は11月29日(金)~12月1日(日)にライトキューブ宇都宮で開催された日本動物実験代替法学会第37回大会にて執り行われました。
※LRI:Long-range Research Initiative(長期自主研究活動)

LRIは、国際化学工業協会協議会(ICCA)に加盟している欧州化学工業連盟、米国化学工業協会および日化協の3つの団体によって1999年から運営されているグローバルプログラムで、化学物質の安全性の向上と不確実性の低減を目的として、“化学物質が人の健康や環境に与える影響”に関する研究を長期的に支援する自主活動です。「日化協LRI賞」は、LRIの認知拡大および理解促進を図るとともに、同分野の優れた若手の研究者および世界をリードするような新しい研究分野を発掘することを目指して2015年に設立されました。日本動物実験代替法学会および日化協LRIウェブサイトで公募を行い、学会内学術委員会の厳正なる審査を経て、日化協LRI賞へ推薦された候補者を日化協が承認し、受賞者が決定されます。
授賞式の様子(左が小島教授)
(©2024日本動物実験代替法学会第37回大会)
小島教授は、細胞を瞬時に接着させるユニークな3次元培養技術を開発しています。わずか1分でスフェロイドを作製可能とする技術や、メチルセルロースを用いた強制凝集技術を確立しました。この技術は、さまざまな細胞や素材の凝集に適用でき、組織・臓器モデルの作製に貢献するものです。動物実験の代替となるヒト細胞の3次元培養技術の開発を精力的に進め、今後の活躍が期待されます。

日本動物実験代替法学会 第9回 日化協LRI賞
受賞者
生命ナノシステム科学研究科
小島 伸彦教授(再生生物学)

受賞テーマ
Enhancement and maintenance of hepatic metabolic functions by controlling 3D aggregation of cryopreserved human iPS cell-derived hepatocyte-like cells.
凍結保存したヒトiPS細胞由来肝細胞様細胞の3次元凝集制御による肝代謝機能の強化と維持

詳細は日化協のプレスリリースをご覧ください。

お問い合わせ先

横浜市立大学 広報担当
E-mail:koho@yokohama-cu.ac.jp
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