医学部医学科5年の佐藤 理紀さんが、第107回神奈川腎研究会で優秀演題賞を受賞!
2024.12.04
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薬剤誘発性リンパ球刺激試験と腎生検を組み合わせることにより、最適な治療方針決定ができることを報告
医学部医学科5年の佐藤 理紀さんが、2024年11月10日(日)に神奈川県総合医療会館7階ホールにて開催された第107回神奈川腎研究会において、「薬剤誘発性リンパ球刺激試験が有用であった急性尿細管間質性腎炎の二例」について発表し、唯一の学生発表ながら優秀演題賞を受賞しました。
発表題目
薬剤誘発性リンパ球刺激試験が有用であった急性尿細管間質性腎炎の二例
薬剤誘発性リンパ球刺激試験が有用であった急性尿細管間質性腎炎の二例
今回の発表内容について佐藤さんに解説していただきました。
抗菌薬を使用して感染症を治療する際、副作用として腎臓に急性尿細管間質性腎炎というタイプの炎症が起こることがあります。また、感染症そのものによっても同様の炎症が引き起こされることがあります。適切な治療のためには、この炎症が感染症によるものか、薬剤によるものか、また薬剤が原因である場合はどの薬剤が関与しているのかを明確にする必要があります。
そのために、薬剤誘発性リンパ球刺激試験という検査が用いられますが、検査の陽性率が低いことが課題となっています。今回、薬剤誘発性リンパ球刺激試験に加えて、腎生検という別の検査を組み合わせることで原因を特定し、治療につなげることができた症例を2例経験しましたので、報告いたしました。
佐藤 理紀さんのコメント
このたびは、このような賞をいただき、大変光栄に存じます。今回発表した症例は、病棟実習で担当させていただいた症例で、日頃の実習に真摯に向き合ってきた成果が、このような形で評価されましたことを大変うれしく思います。ご指導いただいた先生方に、心より感謝申し上げます。この経験を糧に、今後も学びを続け、一人ひとりの患者さんに真摯に向き合いながら成長していきたいと考えております。
指導教員 小林 竜助教のコメント
佐藤さんが学生実習で担当した症例を発表したいと学生試問の際に田村教授にお話されたことが発端となります。佐藤さんは、疾患を診るだけでなく、患者さんをしっかり診ていただき私たちのチームの一員として活躍してくれたので、ぜひ発表して欲しいと思いました。今回の発表はスライド作成から病理画像の撮影まで佐藤さん自身にやってもらいました。大変な時間がかかったと思いますが、自身で学んだ内容なので当日の発表でも堂々とした発表で、会場からも感嘆の声があがりました。今回は本当におめでとうございます。佐藤さんがさらなる成長をされて、いつか一緒に働く機会があることを楽しみにしております。
抗菌薬を使用して感染症を治療する際、副作用として腎臓に急性尿細管間質性腎炎というタイプの炎症が起こることがあります。また、感染症そのものによっても同様の炎症が引き起こされることがあります。適切な治療のためには、この炎症が感染症によるものか、薬剤によるものか、また薬剤が原因である場合はどの薬剤が関与しているのかを明確にする必要があります。
そのために、薬剤誘発性リンパ球刺激試験という検査が用いられますが、検査の陽性率が低いことが課題となっています。今回、薬剤誘発性リンパ球刺激試験に加えて、腎生検という別の検査を組み合わせることで原因を特定し、治療につなげることができた症例を2例経験しましたので、報告いたしました。
佐藤 理紀さんのコメント
このたびは、このような賞をいただき、大変光栄に存じます。今回発表した症例は、病棟実習で担当させていただいた症例で、日頃の実習に真摯に向き合ってきた成果が、このような形で評価されましたことを大変うれしく思います。ご指導いただいた先生方に、心より感謝申し上げます。この経験を糧に、今後も学びを続け、一人ひとりの患者さんに真摯に向き合いながら成長していきたいと考えております。
指導教員 小林 竜助教のコメント
佐藤さんが学生実習で担当した症例を発表したいと学生試問の際に田村教授にお話されたことが発端となります。佐藤さんは、疾患を診るだけでなく、患者さんをしっかり診ていただき私たちのチームの一員として活躍してくれたので、ぜひ発表して欲しいと思いました。今回の発表はスライド作成から病理画像の撮影まで佐藤さん自身にやってもらいました。大変な時間がかかったと思いますが、自身で学んだ内容なので当日の発表でも堂々とした発表で、会場からも感嘆の声があがりました。今回は本当におめでとうございます。佐藤さんがさらなる成長をされて、いつか一緒に働く機会があることを楽しみにしております。