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国際商学部1年 大畑颯梧さんが、冷静な判断と勇気ある行動で教習指導員の命を救う

2024.11.28
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  • 学生の活躍
  • 国際商学部

自動車学校から感謝状を贈呈

大畑さんに感謝状が贈呈されました
(左から、石川学長、国際商学部 大畑颯梧さん、ユタカサービスグループ 大塩社長、ユタカ豊川自動車学校 杉浦校長)
2024年11月22日(金)、金沢八景キャンパスいちょうの館(多目的ホール)にて、国際商学部1年の大畑 颯梧(おおはた そうご)さんへ、ユタカコーポレーション株式会社より感謝状が贈呈されました。この感謝状は、冷静な判断と迅速な対応で、教習指導員の命を救うという大畑さんの勇気ある行動に対して贈られたものです。贈呈式には、ユタカコーポレーション株式会社 代表取締役社長 大塩 啓太郎氏、ユタカ豊川自動車学校校長 杉浦 充生氏、本学の石川 義弘学長が出席しました。
路上教習中での冷静な判断と応急救護
2024年9月13日(金)午後6時10分頃の愛知県豊川市内おいて、ユタカ豊川自動車学校の路上教習中に、教習指導員が突然意識を失うという緊急事態が発生いたしました。この時、教習指導員の命を救ったのは、教習生として指導を受けていた大畑さんでした。
大畑さんは、教習指導員の異変にいち早く気づき、声がけをするとともに、教習車を安全な場所に停車させた後、119番通報を行い、救急隊の到着を待つ間に胸骨圧迫による心臓マッサージを施しました。教習指導員は、大畑さんの迅速かつ適切な対応の後、救急隊に引き継がれ病院での緊急手術を受け、一命を取り留めました。
この行動は、事故の2日前に教習所にて受講した応急救護処置の学びを即座に活かしたものであり、大畑さんの勇気ある行動が大いに称賛されました。
 
感謝状を贈呈された大畑さん
大畑さんのコメント
今回の経験を通して、人命救助の大切さを改めて実感しました。教習指導員の命を救うことができたのは、自分一人の力ではありません。救助中、救急隊の方が電話越しに「頑張れ」と励まし続けてくださり、不安な気持ちを落ち着かせることができたからだと思います。また、日頃からご指導いただいている自動車学校の教習指導員の皆さまのおかげでもあります。
今後も、困っている人がいたら、少しでも力になりたいと考えています。そして、「少しの勇気が大きな変化をもたらす」ということを、周りの人たちに伝えていきたいと思っています。
最後に、このような貴重な場を与えていただきましたことに、改めて感謝申し上げます。

大塩社長のコメント
大畑さんの冷静な判断と、人命救助の知識を即時に活かした行動は、まさに奇跡をもたらすものでした。今回の出来事は、私たちに多くのことを教えてくれました。日頃から救急救命の知識を身につけ、実践できるよう備えておくことの重要性を再認識しました。特に、緊急時に迷わず行動する勇気が、どれほど多くの命を救う可能性があるかを、改めて実感させられました。

石川学長のコメント
勇気を持って人のために行動できた大畑さんの姿は、本学の学生として、そして一人の人間として、非常に誇らしく素晴らしいものです。今回の経験を通して、大畑さんは大きく成長したと思います。これからも、社会に貢献できる人材として、さらなる成長を期待します。また、この貴重な経験を活かし、今後も心肺蘇生法はじめとする救命教育をさらに充実させ、学生たちが、いざという時に役立つ知識やスキルを身につけられるよう、人材の育成に努めてまいります。
 
教習指導員の命を救った今回の大畑さんの行動の背景には、学びを活かし、勇気をもって行動する大畑さんの確かな意思と判断力がありました。また、救急隊の支援や命を守るための学びが彼の対応を後押ししました。
実際の緊急時に、多くの人は気が動転してしまい、冷静な判断が難しくなると言われています。そのような中で、自ら進んで人命救助にあたった大畑さんも、翌朝に教習指導員の方が一命を取り留めたことを聞くまでは不安な気持ちでいっぱいで、一睡もできなかったそうです。「少しの勇気があれば大きな変化をもたらすことができる。命を守る勇気がもてるように、この経験を伝えていきたい。」と語ってくれた大畑さん。人の命の重みと、その救助に関わる学びや準備の大切さを改めて考えさせられる出来事でした。
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