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染色体分配の鍵を握るAurora B複合体(CPC)のユニークな分子構造を発見
〜クロマチン分子HP1をリクルートするCPCのINCENPサブユニットが持つ二連結合領域SSHドメインの発見とその重要性について〜

2024.06.04
  • TOPICS
  • 研究
  • 理学部

染色体分配の鍵を握るAurora B複合体(CPC)のユニークな分子構造を発見

〜クロマチン分子HP1をリクルートするCPCのINCENPサブユニットが持つ二連結合領域SSHドメインの発見とその重要性について〜

横浜市立大学大学院生命医科学研究科プロジェクト研究室の栗田順一特任助教、西村善文名誉教授(特任教授)、がん研究所実験病理部の迫洸佑特任研究員、野澤竜介研究員、広田亨部長、 京都大学農学研究科応用生命科学専攻応用生化学講座の古川亜矢子准教授らの研究グループは、染色体分配の鍵を握るAurora B複合体(CPC)のユニークな分子構造を発見したことを報告しました。がん細胞においてはHP1結合低下に伴うCPCの機能低下が起こっており(Abe et al., 2016)、その分子機能を担う結合構造基盤が今回明らかになったことから、今後はCPCの分子制御のさらなる理解や創薬研究にも繋がると期待されます。

本研究成果は、「Journal of Cell Biology」にオンライン掲載されました。(2024年5月23日公開)
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