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国際教養学部の阿内春生准教授が日本教育行政学会賞を受賞

2023.04.12
  • TOPICS
  • 研究
  • 国際教養学部

地方自治体の教育政策と地方議会についての著書

国際教養学部の阿内春生准教授が、2022年10月に日本大学文理学部で開催された日本教育行政学会第57回大会において日本教育行政学会賞を受賞しました。
日本教育行政学会賞は年に1度、会員の執筆になる著書・編著書より特にすぐれた教育行政研究に対して与えられる賞です。
受賞者
国際教養学部 准教授(都市社会文化研究科)
阿内 あうち 春生 はるお

研究テーマ:教育行政学 教育政策 教育と政治 地方教育行政 地方議会

著書タイトル
「教育政策決定における地方議会の役割—市町村の教員任用を中心としてー」(早稲田大学出版部、2021年)
ー今回受賞した論文の研究内容について阿内先生に解説していただきました。

発表内容
地方議会の教育政策への関わりを研究しています。本書はその成果の一つで、政策決定の中で議会が果たす役割を、特に小規模な市町村の事例に基づいて検討しました。従来の教育行政研究ではほとんど地方議会に注目が当たってきませんでしたが、本書によって地方自治体の教育政策の「作られ方」と「決まり方」を考えることに貢献できたのではないかと思います。

受賞者のコメント
日本教育行政学会賞は院生時代からの目標の一つでしたので、いただくことができて大変光栄です。教育行政学は教育政策を通じて国や社会の将来を考えるとても面白い領域です。教職課程の科目では、今回賞をいただいた研究も(少しですが)反映しながら授業をしています。これからも、学生のみなさんと一緒に楽しく教育の「しくみ」を学んでいきたいと思います。また、今回賞をいただいた研究はほとんど前任の福島大学在籍時に取り組んだものでした。研究の場と時間をくださった福島大学に改めて御礼申し上げます。
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