COVID-19パンデミックによる消化器がんの診断数とStage推移の再報告
2023.10.06
- プレスリリース
- 研究
大腸がんの診断数は回復したが、胃がんの診断数は減少継続
横浜市立大大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学の日暮琢磨講師、同大大学院生 葛生健人さんらの研究グループは、消化器がんの新規診断に関してCOVID-19の流行と共にどのように変化するか、流行以前から2021年までの期間で解析した消化器がんの診断数、Stage、診断契機を初めて報告しました。 同研究グループは以前、消化器がんの新規診断に関してCOVID-19が流行する前と流行期(2020年)での変化を調べた結果、胃がん、大腸がん、特に早期胃がんと早期大腸がんの診断数が有意に減少し、大腸がんに関しては進行したStageで発見される例が増加したことを報告しました。今回、その継続研究としてワクチンが普及し始め、徐々に社会活動が活発になってきた2021年まで観察期間を延ばして解析した結果を新たに報告しました