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「e.CYCLE×データサイエンス」で再エネによるサステナブルな未来都市づくりに貢献。

2022.12.06
  • TOPICS
  • 研究
  • データサイエンス学部

産学連携イノベーション拠点NANA Lv.にて横浜市立大学とまち未来製作所の共同研究開始

~横浜みなとみらいから再生可能エネルギーの社会インフラ基盤構築目指す~

公立大学法人横浜市立大学(以下、横浜市立大学)は、株式会社まち未来製作所(代表取締役:青山 英明、本社:横浜市、以下、まち未来製作所)と三菱地所株式会社(以下、三菱地所)が連携して運営する産学連携イノベーション拠点NANA Lv.(ナナレベル)※1において、同大学大学院データサイエンス研究科、佐藤彰洋教授を中心として共同研究を開始することをお知らせいたします。まち未来製作所は、横浜市立大学との研究成果を今後大量導入が予想される再エネと電力マーケットとのマッチングに活用し、当社サービス「e.CYCLE(いいサイクル)※2」をプラットフォームに、サステナブルな未来都市づくりに貢献してまいります。
<左の写真>産学連携イノベーション拠点NANA Lv.にて撮影 (左)横浜市立大学データサイエンス学部 佐藤彰洋教授、(右)株式会社まち未来製作所 青山英明代表取締役


取組の背景

2050年のカーボンニュートラルに向け、まち未来製作所は全国で地域新電力事業体の立ち上げ支援や「e.CYCLE」サービスを展開してきました。サービスが拡大する中で、社会全体の再エネ普及拡大のためにさらなる再エネ利用高度化の必要性を感じ、地元横浜にある横浜市立大学データサイエンス研究科に研究を申し入れました。今回の研究では、まち未来製作所の事業を通じて蓄積してきた再エネの需給や取引に関する多様なデータを活用してまいります。
加えて、同大学みなとみらいサテライトキャンパスに隣接するNANA Lv.にサテライトオフィスを開設。脱炭素先行地域でもある同エリアを拠点に産学連携での共同研究を開始します。

取組内容と今後の展開

今年度は第1ステップとして、再エネに関する様々なビッグデータの分析を行い、需給や取引に関わるアルゴリズムの検証・改善を行います。そして、その研究結果をまち未来製作所のサービス「e.CYCLE」に活用し、再エネと電力マーケットとのマッチングを図ることで、再エネの有効利用につなげてまいります。また、NANA Lv.の運営を担う三菱地所のサポートのもと、本研究成果の将来的なまちづくりへの活用も検討を進める予定です。
さらに、研究結果を実装していくことで、再エネによるまちづくりを推進する自治体や企業のみなさまを支援し、サステナブルな未来都市づくりに貢献してまいります。
※1 NANA Lv.(ナナレベル)
三菱地所株式会社が横浜ランドマークタワー7Fにオープンした産学連携イノベーション拠点。横浜市立大学大学院データサイエンス研究科をはじめ大学院の授業を中心に行う横浜市立大学みなとみらいサテライトキャンパス、同大学との協業を目的とした企業のためのプロジェクトスペースやイベントスペースで構成されています。
※2 e.CYCLE(いいサイクル)
株式会社まち未来製作所が開発した、再エネの地産地消と都市間流通による地域活性化を実現するアグリゲーションサービス。需要家に電気を供給する小売電気事業者を入札方式などにより決定し、 電気代の一部を地域活性化原資として発電所立地自治体に還元。その活用方法を自治体との協議により決定し、地域活性化活動を支援する国内初のモデルです。

▼e.CYCLEWEBサイト
https://machimirai.co.jp/e_CYCLE.html

問い合わせ先

横浜市立大学 広報課
E-mail:koho@yokohama-cu.ac.jp


 

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