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横浜中華街の発展に貢献。感謝状が贈呈されました。

2022.10.21
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ヨコイチ×横浜中華街プロジェクト

横浜中華街のファンづくりのため、学生がアイデアを提供

本学の国際商学部、国際教養学部から4つの分野の異なるゼミの学生たち 44 名と教員 4 名が、横浜中華街発展会協同組合(以下、中華街発展会)と連携して、横浜中華街の発展を考えるためのワークショップを昨年度より実施しました。
その活動に対して、中華街発展会より感謝状が贈呈されました。
2021年度に「ヨコイチ×横浜中華街プロジェクト」を立ち上げ、それぞれの研究分野を活かした視点から、横浜の観光としても有名な横浜中華街のさらなる発展のための企画・提案を行っています。
本取り組みは、今年度も継続的に実施しています。 今年度の取り組みの1つ「打包(ダァパオ)文化の普及」に関して数店舗様にご協力いただき、実証実験をしています。
画像の中央に位置するロゴは、環境省の「mottECO(モッテコ)」というロゴで、飲食店での食品ロスを削減するために食べ残しの持ち帰りを促す取り組みをしています。

打包(ダァパオ)文化とは?

横浜中華街では食べ残した料理をお持ち帰りできるお店がたくさんあり、これを普及していこうという取り組みです。
中国の文化の1つに「食べ残す」というものがあります。これは、中国では食事マナーの一つに「招待された際、出された料理すべてを食べきってはいけない」という事や沢山の食事を出すのがおもてなしといわれているからです。日本人では、むしろ出された料理は残さず食べると考えている人が多いのではないでしょうか。この考えは日本人の「もったいない」文化ともいえます。そこで、横浜中華街で広がったのが打包(ダァパオ)という文化です。 食べ残した料理を持ち帰り、家でも楽しむために広がりました。SDGsの観点からも食品ロス削減のためには、ぜひ普及してほしい取り組みの1つです。

今回は4つの研究室にまたがっているプロジェクトということで、代表して、国際商学部の柴田典子准教授にコメントを頂戴しました。

この度は、「ヨコイチ×横浜中華街プロジェクト」について横浜中華街発展会協同組合さまより感謝状を拝受したことを大変光栄に思います。
本プロジェクトは、持続的で時代に即した新しい横浜中華街を目指し、横浜市大生の力をいかすことが目的です。横浜中華街発展会協同組合との協働活動のプラットフォームとして国際商学部の柴田典子ゼミ(マーケティング)、黒木淳ゼミ(公会計)、国際教養学部の陳礼美ゼミ(社会福祉)、有馬貴之ゼミ(観光政策)の2学部4ゼミにて立ち上げました。 専門が異なる4ゼミで取り組むことで、生活空間として、日常の消費や観光の場として、組織の集積地として、横浜中華街を多面的に捉えた活動が進展しています。 今後も、横浜中華街がこれまで培ってきた歴史・文化・伝統を軸としながら、未来につながるファンづくりで持続可能な横浜中華街を目指す実践的な研究活動をおこないます。
近い未来をつくる担い手である横浜市大生の視点に期待していただき、学生たちとの対話と発想を尊重してくださる発展会さまの柔軟なご対応により、他に類のない学生教育の場となっており、心より感謝申し上げます。

今回、中華街発展会をご紹介いただき、プロジェクトが立ち上がるきっかけとなった小山内理事長に感謝状についてコメントを頂戴しました。

昨年から取り組まれてきた「ヨコイチ×横浜中華街プロジェクト」の活動に対して、横浜中華街発展会協同組合様から感謝状をいただいた2学部4ゼミの先生方と学生の皆さんへ、私からも心より感謝申し上げます。新型コロナウィルスの影響が深刻な横浜中華街に、それぞれのゼミの特性を活かし、学生ならではの課題意識と持続可能な街への提案を実践に結びつけてくださった成果への御礼だと思います。私が以前市職員として中区の街づくりを担当していた頃、常に街をよくしようと変革を目指す横浜中華街の経営者の方々の燃えるようなエネルギーを思い出しました。当時、明確な目標を当事者同士しっかり共有することで、お互いの価値観が違っても解決へ向かえることを多文化共生の中華街から学びました。横浜中華街からいただいた感謝状が、今後も新たな解決策を楽しく創造する源となりましたら幸いです。
本プロジェクトは、2022年度地域実践研究に「「未来につなぐ持続可能な街を目指した『ファンづくり』」として採択されています。
ヨコイチ×横浜中華街プロジェクトでは、これからも横浜中華街の発展のために、さらなる取り組みを進めていきます。

問い合わせ先

横浜市立大学 広報課
E-mail:koho@yokohama-cu.ac.jp


 

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