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医学部医学科5年の渡邉莉奈さんが、日本プロテオーム学会2022年大会で学生発表賞を受賞!

2022.08.30
  • TOPICS
  • 学生の活躍

「ヒトグリオーマ悪性形質獲得機構関連因子の探索」について発表し、学生発表賞を受賞。

医学部医学科5年の渡邉莉奈さんが、2022年8月8日(月)~8月10日(水)に北里大学 相模原キャンパスにて開催された日本プロテオーム学会2022年大会(JHUPO第20回大会)において、「ヒトグリオーマ悪性形質獲得機構関連因子の探索」について発表し、数多くの演題の中より学生発表賞を受賞しました。
受賞者 :
医学部医学科 5年
渡邉 わたなべ 莉奈  りなさん


指導教員:
木村 弥生 准教授
(先端医科学研究センタープロテオーム解析センター)
梁 明秀 教授
(医学部医学科微生物学教室、先端医科学研究センタープロテオーム解析センター)


発表題目:
ヒトグリオーマ悪性形質獲得機構関連因子の探索

発表内容

—今回受賞した発表の研究内容について渡邉さんに解説していただきました。

グリオブラストーマ(膠芽腫,GBM)は、極めて予後が不良な悪性度の高い脳腫瘍です。私はGBM細胞株であるU87MGが三次元培養により、薬剤抵抗性などの悪性形質を獲得する過程で生じるタンパク質の量的変動をプロテオミクスの技術を用いて網羅的に調べました。その結果、悪性形質獲得に関連するさまざまな上流調節因子やシグナル伝達経路が、経時的に活性化していることを明らかにすることができました。

渡邉さんのコメント

この度は梁教授、木村准教授をはじめとするプロテオーム解析センター、微生物学教室の皆様の大いなるお力添えをいただき、学生発表賞を受賞することができました。皆様には研究の仕方もプロテオミクスもよくわからなかったリサーチ・クラークシップ開始時から、その期間を終えて1年経過した現在まであたたかいご指導、ご支援をいただいております。まだ未熟なもののその恩恵をこの学生発表賞で少しでも形にすることができたことをとても嬉しく思っております。私の研究活動を支えてくださった皆様にこの場をお借りして深くお礼申し上げます。 今回発表させていただいた研究はまだ発展段階であり、このプロテオミクスのデータをさらに深掘りし、新たな知見を得ることで意味をなすものだと考えております。それを目標に今後も精進して参ります。

指導教員 木村弥生准教授のコメント

渡邉さん、このたびの受賞おめでとうございます。全参加者による投票により、優秀な口頭発表として学生発表賞を受賞されたことは、非常に栄誉なことであり、日頃の渡邉さんの努力の賜物と思います。質疑応答も含め、非常に堂々とした発表が高く評価されていました。今回の受賞を糧にし、今後ますますのご活躍を祈念しております。

問い合わせ先

横浜市立大学 広報課
E-mail:koho@yokohama-cu.ac.jp


 

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