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夏季休業を迎えるにあたって~横浜市立大生としての自覚と節度ある行動を~(学長メッセージ)

2022.07.25
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学生の皆さんへ

間もなく令和4年度前期の授業が終了し、夏季休業期間に入ります。
皆さんは、期間中の学修・課外活動や帰省・旅行などの計画を立てていることと思います。

新型コロナウイルス感染拡大によるまん延防止等重点措置が適用されていた時期に比べると、行動制限が緩和され、社会も活気を取り戻しつつありますが、7月に入り各地で新規感染者が増加に転じ、第7波に入っていると指摘されています。
今後の感染拡大については予断を許さない状況が続きますので、気を緩めず、3密(密閉、密集、密接)の回避、十分な換気、大人数・長時間の会食の禁止など感染防止対策を引き続き徹底して行動してください。
ワクチン接種は任意であり、大学が強制するものではありませんが、3回目のワクチンを接種していない学生は、自分自身はもちろんのこと、周りの人たちを守るためにも、地元自治体が行っている集団接種会場や医療機関で是非接種してほしいと思います。

夏季休業期間中は気分が開放的になり、「この程度なら大丈夫」と気を緩めた結果、思わぬ事件・事故を引き起こす、あるいは巻き込まれることがあります。今年度はすでに、泥酔による住居侵入、書籍の窃盗などにより、学生懲戒規則に則り懲戒処分を受けた学生がいます。
このことを他人事と考えず、皆さんは今一度、気を引き締め、成人であること、横浜市立大生であることを自覚し、責任ある行動、節度ある行動を心掛けてください。たった一度の軽率な行動が、自身の今後の人生に大きな影響を及ぼし兼ねないことを心に刻んでおいてください。

今年の4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。皆さんは、親権者などの同意なしに自身の責任において契約など行うことができますが、一方で知識・経験が未熟なことに起因する様々なトラブルに関する相談が消費生活センターへ寄せられています。簡単に稼げるとうたったアルバイト、儲かると強調した暗号資産(仮想通貨)への投資、就活の不安につけ込んだセミナーへの勧誘、善意につけ込んだ詐欺など、皆さんと同じ年代の人たちが様々なトラブルに巻き込まれています。
トラブルを避けるためには、ネット情報に流されず、軽い気持ちで勧誘に応じない、契約をせかす人を相手にしないなど、怪しいと思ったら、勇気を出してきっぱり断ってください。

皆さんにとって、夏季休業期間が実り多い有意義な日々となり、更なるステップアップが図られるよう願っています。9月の後期開始時に、元気な姿で登校する皆さんに会えるのを楽しみにしています。

学長 相原 道子

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