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データ思考イノベーティブ人材フェローシップ制度の創設

2021.05.27
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文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」に採択

【概要】

 データ思考をベースに、「課題発見・解決型」アプローチによる社会イノベーションを可能とするイノベーティブ人材の育成のため、一定の要件を満たした大学院研究科博士後期課程に在学する学生に対して、在学期間中、研究支援金を支給し、研究に専念できる環境を整えるとともに修了後のキャリアパスを支援する「データ思考イノベーティブ人材フェローシップ制度」を創設します。
 なお、この制度は、文部科学省の「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」に採択されたことに伴い、創設する制度です。

【フェローシップ制度の趣旨について】

 本制度の背景には、我が国において博士人材が国の発展を担うべき存在であるものの、優秀な学生が研究者を志望しないなど、科学技術イノベーションの空洞化が強く懸念されています。研究者を志望しない理由は、博士後期課程に進学しても研究者として将来のキャリアパスが不透明であることなどから進学者数も減少している傾向にあります。

今回の制度では、データ思考をベースに、「課題発見・解決型」アプローチによる社会イノベーションを可能とするイノベーティブ人材の育成を図ります。 イノベーティブ人材は、データ思考に必要な素養をもち、それぞれの学問領域の知見を基礎に、また関連する文理双方の知見をも踏まえ、 新たな価値を創出することにより 、社会的なイノベーションを引き起こすことを目指します。
 特に、2030年までに達成すべきSDGsの目標3「すべての人へ健康と福祉を」に、各研究科の研究テーマが極めて親和性が高いことに着目し、「スマート健康社会研究」に貢献するイノベーティブ人材を育成します。

【支給予定者数】

 対象予定者 8/学年(毎年)

 
(実績)令和3年度:フェローシップ支給者数:8

【学生1人当たりの支給額内訳】

   研究専念支援金:1,800,000

研究費    : 200,000

【フェローシップの申請資格について】

フェローシップ対象者は、以下の条件を満たしている必要があります。

1.本学大学院において、フェローシップの以下の趣旨に沿った研究を行う者
 ・研究課題が「スマート健康社会研究」に即している。
 ・研究手法が「データ思考」的である。
 ・研究に文理融合的要素、学際的要素がある。

2.令和4年4月1日において、本学大学院に在学し、次に該当する者
 博士後期課程1年次生(在籍12ヶ月未満)に在学する者
 医学研究科医科学専攻に在学する者においては、博士課程2年次生(在籍12ヵ月以上24ヵ月未満)
 に在学する者

3.令和4年4月1日において、次のいずれにも該当しない者
 ⅰ 独立行政法人日本学術振興会の特別研究員
 ⅱ 併給不可能な奨学金を受給している者 ※学費支援の奨学金との併給は可
 ⅲ 国費留学生、本国から公的な奨学金等を受けている留学生

4.令和4年4月1日において、次に該当する者
 社会人ではない者(以前、社会人経験があり、現在は退職している者を含む)、もしくは、社会人のうち、
 以下の条件を満たす者
 ・所属企業等から十分な生活費相当額(240万円/年を基準とする)を受給していない者。
 (「社会人」とは、給与、賃金、報酬、その他の経常的な収入を目的とする仕事に就いている者、及び主婦・
  主夫をいう)


<参考>
文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」について

https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/fellowship/1419245_00001.htm


 

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