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国際教養学部 鈴木伸治 教授らによる「気仙沼市唐桑町大沢地区における復興の取り組み」が2021年日本建築学会賞(業績)復旧復興特別賞を受賞

2021.05.31
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「気仙沼市唐桑町大沢地区における復興の取り組み」が2021年日本建築学会賞(業績)復旧復興特別賞を受賞

横浜市立大学 国際教養学部の鈴木伸治教授が代表を務め、研究室の学生が参加した
気仙沼みらい計画大沢チームの「気仙沼市唐桑町大沢地区における復興の取り組み」が、
2021年建築学会賞(業績・復旧復興特別賞)を受賞しました。

気仙沼みらい計画大沢チームは、横浜市立大学の他、神戸大学、東北芸術工科大学、
宮城大学、武庫川女子大学の教員と学生で構成されているチームとなります。

地元の住民達と10年間という長い期間にわたって取り組んだもので、
住民組織でもある大沢地区防災集団移転促進事業期成同盟会(現:大沢まちづくり協議会)との共同受賞です。

◆国際教養学部 鈴木伸治 教授

(受賞コメント)
長期にわたる取り組みを評価いただけたこと、
大沢まちづくり協議会の皆さんとのパートナーシップを
評価していただいたことに感謝しています。
卒業した学生の中には、長期間にわたり、
地域に滞在し復興支援活動に参加したものもおり、
大沢の皆さんの手づくり卒業式は、
忘れることのできない思い出です。
活動に参加してくれた卒業生にも感謝したいです。

取り組みのポイント

①復興支援の多様さ

・防災集団移転、居住地再建、浸水区域利活用、防潮堤など、多様な復興事業への住民意見集約
・教員:行政と住民の橋渡し/学生が中心:子供から年配者、被災していない住民らの巻き込み

②復興事業や取り組みの実現度

・集団移転による空き区画がほとんどない>47区画中2区画のみ
・住民意見の集約と計画への反映、コミュニティスペースの実現、ハード・ソフト両面からの支援

③継続年数

 ・2011年8月から現在に至るまでおよそ月に1回程度のペースで活動を継続
・5大学の教員・学生(150名程度)が参画/OBOGとの交流・組織の設立検討中
大沢みらい集会
大沢卒業式

日本建築学会賞(業績・復旧復興特別賞)とは・・・

一般社団法人日本建築学会は、会員相互の協力によって、建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達を
はかることを目的とする学術団体です。現在、会員は3万5千名余にのぼり、会員の所属は研究教育機関、
総合建設業、 設計事務所をはじめ、官公庁、公社公団、建築材料・機器メーカー、コンサルタント、
学生など多岐にわたっています。

建築学会賞は、学術・技術・芸術などの進歩に寄与する論文・作品・技術部門以外の優れた業績で、
近年中に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた業績を表彰するものです。
そのうち、大規模災害の復旧復興に関する業績(2021年設置,5年ごとに公募・表彰を行う)には、
復旧復興特別賞が授与されます。

問い合わせ先

横浜市立大学 広報課
E-mail:koho@yokohama-cu.ac.jp

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